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干し椎茸をそのまま食べるのは危険!?注意点や美味しい戻し方も!

食生活
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あなたは干し椎茸を使おうと思っていて、戻し忘れてしまい「そのまま食べられればいいのに~」と思ったことはありませんか?

じつは干し椎茸はそのままで煮物にして食べる方法があるんですよ。

干し椎茸って煮物に入れたり鍋に入れたりするだけで風味や旨味(うまみ)がグッと増して美味しくなってくれるので私は大好きです。

ただ、袋から出してすぐに使えないのが難点で、そのまま食べると「皮膚炎や消化器系のトラブル」をおこしたりする可能性があるそうなんです。

なんとか、戻さないでそのまま美味しく、リスクもなく食べる方法がないか調べてみたら、いろいろと分かったんです。

この記事では干し椎茸を戻さず使う方法から、旨味を最大限に引き出す方法まで紹介しているので最後まで読んで下さいね♪

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干し椎茸をそのまま食べる?!戻さないで煮て使う方法

干し椎茸は戻して使うのが一般的なのですが、使うつもりでキッチンに出しておいたのに「戻し」忘れて「がっかり!」なんてことありませんか?

そんなときは、干し椎茸を戻さずにそのまま加熱して使う方法があるんですよ。

干し椎茸を戻さない食べ方は基本NGですが、この場合は煮ながら戻すことにもなるので安心して食べることができるんですね。

え~本当に大丈夫なの?!

煮てくれるなら安心だね!

基本的に干し椎茸は加熱調理が必要です!あまり知られていませんが、このように、じっくりと煮ながら戻す方法もあるんです。

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干し椎茸をそのまま!戻さないで煮て使う方法

時間がないときや、戻し忘れてしまった時には便利なのでやってみてはいかがでしょうか。

椎茸専門店のサイトにはレシピも掲載されているので安心だと思いますよ。

【戻さない使い方】

  1. 袋から出した干し椎茸をキッチンペーパーなどで汚れを軽く拭いて落とす
  2. 手で細かく割るか、割れにくかったらキッチンバサミを使って切る
  3. 割った干し椎茸を、そのまま他の食材と一緒にじっくり煮ながら戻す

この方法なら、簡単ですしダシも出るので一石二鳥なんだそうです。

しかし、しっかりと水で戻してから調理した方が、味も良くダシもたくさん出て美味しいかと思います。

干し椎茸は戻さなくても十分に加熱した場合は食べられます。でも、加熱しないのは危険です!

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干し椎茸をそのまま!戻さず加熱しないで食べるリスク

では、干し椎茸を戻さずそのまま「加熱しない」で食べたときはどうでしょう。

じつは干し椎茸を戻さずに、加熱もしないで食べるリスクは3つもあるんです。

  • しいたけ皮膚炎になる可能性がある
  • 雑菌による食中毒のリスク
  • 体内で水分を吸収しておこる消化器系のトラブルの可能性

やはり干し椎茸は基本的に「戻して加熱すること」が常識なんですね。

ちなみにキャンプとかで、みんなでワイワイ楽しくバーベキューをしていると、椎茸や野菜を生焼けでも食べてしまう事ってありますよね。

じつは、それって危ないそうですよ。私も調べていて分かったので、いままで何もなかった事におどろいています。

しいたけ食べただけなのにかゆいよ~

ぼくが生焼けだったからだね、ごめ~ん!

私は「しいたけ皮膚炎」のことも知らなかったんです。あなたは「しいたけ皮膚炎」って知っていましたか?

みやけ内科・循環器科のホームページを見ると、夏場にバーベキューなどで、生焼けの椎茸を食べて発症するケースがよくあると注意喚起がされていました。

シイタケ皮膚炎は急激な皮膚症状は出ますが命に関わるものではありませんが、バーベキューや焼き肉などをする場合には、シイタケはよく火を通してから食べるようにすることが予防に大切です。

引用 みやけ内科・循環器科ホームページ https://miyake-naika.com/02katei/katei-otona/otona_siitakehifuen.html

アルコールと一緒に食べると発症することも多いそうです。バーベキューをする際には注意しましょう。

干し椎茸の戻し汁を加熱しないで飲んで発症した例もあるそうなので注意しましょうね。

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干し椎茸はそのまま食べず加熱すると旨味成分が増える

あなたは小さい頃、椎茸って好きでしたか?私はあの「ぐにゅ~」とした食感が苦手だったんです。

でも苦手だった椎茸を好きになったきっかけは、あるとき母の甘く煮た椎茸がジューシーでとても美味しかったからなんですよ。

干し椎茸は戻し汁と一緒にゆっくりと加熱する事で干し椎茸に含まれている酵素の関係で旨味が増えるそうなんです。

干し椎茸は生の椎茸よりも栄養価が高く旨味もすごい

じつは私はいままで生の椎茸を買うことの方が多かったんですよ。

干し椎茸は戻すのが面倒だし、そのままサッと使える方が楽だし栄養価や旨味のことなど考えて買っていなかったんです。

しかも、生の椎茸よりも干し椎茸の方がカリウムやビタミンD、食物繊維がたくさん含まれていること、旨味が何倍も多いことを知らなかったんです。

あの干し椎茸がそんなに栄養があるなんてね~

それに干し椎茸は乾燥しているので常温で長期保存ができて、日本では古くから便利だと重宝されてきた食材なんです。

調べてみたところ、干して乾燥させることで食物繊維は約9倍、カリウムは約7倍、ビタミンDは約30倍に増えるそうなんです。

しかも、湿気の少ない日なら、戻す前に天日に15分以上当てるだけでビタミンDがさらに倍以上も増えるそうなんですよ。

干し椎茸に豊富に含まれている主な栄養素はこの3つです。

  • カリウム
  • ビタミンD
  • 食物繊維

カリウムは体内にある過剰な水分を排出してくれる作用があり、むくみや冷えの症状を改善してくれるそうです。

ビタミンDはカルシウム濃度の調整をし、カルシウムの働きをサポートしていて、主に骨の形成も助けてくれるんだよ!

食物繊維は人の腸内環境改善の働きがあり、便秘に効果があるってよく聞きますよね。

しかも、干し椎茸は加熱すると豊富な旨味成分が増えるそうなんですよ。

干し椎茸は3大旨味成分のグアニル酸を含んでいる

干し椎茸には、3大旨味成分の1つ「グアニル酸」が多く含まれているんです。

あなたは3大旨味成分って知っていますか?旨味って「栄養素?」と間違えてしまいそうですが、旨味とは味の1つなんですよ。

ぼくにはグアニル酸というなんでも美味しくしちゃう旨味成分があるんだよ!

旨味って食材の味を引き立たせてくれて、お料理の味に深みが増すのよね~!

干し椎茸は戻した後、そのまま戻し汁と一緒に加熱させると、「グアニル酸」が出やすくなるそうです。

3大旨味成分
  • 昆布やトマトには「グルタミン酸」
  • カツオや煮干しには「イノシン酸」
  • 干し椎茸だけに含まれる「グアニル酸」

私は干し椎茸のグアニル酸だけ知りませんでした(笑)

5つの基本味には甘味・酸味・塩味・苦味・旨味があり、その旨味の中にさらに3大旨味成分があるんですね。

そのグアニル酸を含む食材はとても少ないらしく、干し椎茸はグアニル酸を豊富に含む珍しい食材の1つなんですね!

干し椎茸をそのまま冷水戻しで旨味を引き出す方法!

あなたは干し椎茸の戻し汁も上手に使えていますか?じつは私、戻し汁もダシとして上手く使えていなかったんです。

干し椎茸の戻し汁にはカリウムが多く含まれているそうなんですが、少しだけ使ってあとの残りは捨てていたんですよ。

いま思うと、「なんてもったいない事してたんだろう~」と後悔ばかりなんです。

干し椎茸はしっかりと戻してから調理するのがやはり基本です。

戻すことで栄養や旨味が増し、戻し汁はそのまま加熱してダシとして使えるし良いことばかりなんです。

あなたはいろいろある戻し方で、どれがいいのか迷ってはいませんか?

干し椎茸の旨味を最大限に引き出すのは冷水での戻し方

私がよく買う日本産の干し椎茸のパッケージの裏には、「旨味を最大限に引き出すには冷水で十分な時間をかけ水戻しをすること」と書かれていたんです。

せっかく水戻しをするなら旨味が最大限に引き出されたほうがいいですよね~。冷水戻しのやり方はコチラです。

水戻し(冷水)
  • 軽く水で洗い流し、干し椎茸に付いている汚れを落とす
  • 干し椎茸と同じ分量の水に浸し、傘の裏が水に浸るように並べたらラップを椎茸に密着させてかぶせる
  • 冷蔵庫で一晩(24時間くらいを目安に)で戻す
  • 椎茸の軸がやわらかくなったら十分戻っている

冷水で戻すと椎茸の本来の甘さが強くなり濃厚なダシがとれるんです。

美味しくなる温度は0度なんだそう。3~5時間ほどでも戻るそうですが、24時間くらいかけて戻した方がより美味しくなるようです。

実際にこの冷水戻しをしたあと、煮物にしてみたのですが椎茸の香りが「ふわ~っ」と香って、ダシがしっかりと染みていて本当に美味しかったんですよ!

でも、「そこまでこだわらないかな~」というあなたにも、さまざまな戻し方があったので紹介しますね。

湯戻し
  • 軽く水で洗い流し、干し椎茸に付いている汚れを落とす
  • 干し椎茸と同じ分量のお湯に浸し、傘の裏がお湯に浸るように並べる
  • ラップを干し椎茸の傘に密着させてかぶせたらそのままで約1時間で戻る

お好みで、戻し汁と一緒にそのまま鍋に移し、ひと煮立ちさせると、ふっくらと美味しくなるんです。

じつはぬるま湯では旨味成分は出るそうですが、その旨味成分を分解する酵素が同時に働いてしまう事で、本来の旨味成分が出ないそうです。

では「レンジで戻すなんてもってのほか??」と、思ってしまいますよね(笑)でも、大丈夫でした。

レンジ戻し
  • 干し椎茸の軸を手で折るかキッチンバサミなどでカットする
  • 軽く水洗いをして付いていた汚れを落とす
  • 干し椎茸と同じ分量の水を耐熱容器に入れ、傘の裏が水につかるように並べる
  • 傘が密着するようにラップをかけ、電子レンジ強で3分加熱(500Wの場合)する
  • レンジから取り出したあと、ラップをかけたまま15分ほど放置する

じつはレンジで戻すと風味が無くなってしまいそう!と思われますが、旨味がダシとして逃げないため風味濃厚に戻るそうなんです。

時間もたったの約3分で戻るんですよ!ただし、肉厚の場合は割ったり切ったりしてからやって下さいね。

まとめ

  • 干し椎茸は戻さずそのままで煮物にして食べる方法がある
  • 生よりも干し椎茸の方が体に良いとされる栄養素がたくさん含まれている
  • 干し椎茸を生や十分加熱しないで食べると「しいたけ皮膚炎」や「食中毒」のリスクがある
  • 椎茸は干して乾燥させることで栄養素がなんと最大で30倍にも増える
  • 干し椎茸には3大旨味成分の1つ「グアニル酸」が多く含まれている
  • 干し椎茸は戻してから加熱調理するのが基本
  • 干し椎茸の戻し汁にはカリウムが多く含まれている
  • 干し椎茸の持つ旨味成分を最大限に引き出す戻し方は、冷水(冷蔵庫内)でひと晩置くこと

干し椎茸はそのままでは食べられません。戻してから十分に加熱をしましょう。しかし、そのまま煮物にする方法なら食べることは可能です。

でも、せっかくの栄養や旨味成分が十分に引き出されないので、もったいない食べ方になってしまいます。

干し椎茸は、時間があれば少しの手間で美味しく食べることができます。栄養価も高いので、ぜひこの記事を参考に調理してみて下さいね♪

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