私は以前、旦那さんに「急遽喪服が必要になったから準備してほしい」と言われたことがあります。
急いでだしてみると喪服がシワになっていて、慌ててアイロンがけをしました。
あなたは礼服や喪服のアイロンがけで困った経験はありませんか?
大丈夫です!礼服や喪服のアイロンがけは、設定温度などの注意点を守ってしっかりコツを押さえれば、あなたも簡単キレイにアイロンがけすることができますよ♪
アイロンのかけ方の手順からテカリ対処方法まで順番に紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
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礼服や喪服のアイロンがけに最も重要なのは設定温度!
礼服や喪服のアイロンがけをするときに最も重要なことはアイロンの設定温度です。
礼服の生地は基本的に繊細で熱に弱い特性をもつものが多く、設定温度を間違えてしまうと生地を傷めてしまうとともに、テカリの原因にもなります。
なので、まずは礼服の素材に適した設定温度を確認することが大切になります。
ただ、礼服のアイロンがけはどのくらいの温度でかけたらいいの?って迷いますよね。
そこで確認してもらいたいのが、礼服の品質表示です。
私は今までアイロンがけをするときに品質表示を気にしたことがありませんでした。
でも、素材によって設定温度を変えないと生地を傷めてしまうことを知ってからは、アイロンがけの前に必ず品質表示を確認するようになりました。
品質表示のチェック方法は簡単で、アイロンの形をしたマークの中にある点を数えるだけです。
点の数が多いほど高温を意味していて、バツ印がついているものは熱に弱い繊維なのでアイロンがけは控えましょう。
品質表示はアイロン表示以外にも、洗濯表示や注意書きなどの記入もあります。少しの手間でしっかりした情報が入るのは大きなメリットですよね。
次に、礼服のアイロンがけをするときの注意点は「あて布」をすることです。
熱に弱い繊維を含む生地に直接アイロンを当てると、生地が溶けてしまいテカリや傷みの原因になります。
私はついついアイロンがけをするときにあて布を忘れてしまうことがありますが、普段あまり着ない礼服だからこそ気をつけて、大切に扱いたいなと思いました。
あて布は綿で出来たものがおすすめです。専用のものもありますが、ハンカチや手ぬぐいで代用することも可能です。
ちなみに私は、旦那さんの古いワイシャツを再利用しています。
そして最後に礼服にアイロンがけをするときのコツはスチームです。
スチームはシワを取ってくれるだけでなく、臭いも取ってくれるというメリットがあります。
スチームを使うことで繊維の負担を少なくして、蒸気で汗や臭いを飛ばしてくれます。
あなたはスチーム機能を活用していますか?使うことで得られるメリットを考えたら使わない手はないですよね!
もしアイロンにスチーム機能が付いていない場合は、霧吹きをスプレーで湿らせた上からあて布を敷いてアイロンがけしても大丈夫です。
市販の「シワ取りスプレー」を使うのもひとつの方法です。
シワ取りスプレーだけで十分にスチームの代わりをしてくれます!シワが取れにくい時はスチームと一緒に使うのも効果的ですよ。
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礼服や喪服のアイロンのかけ方!手順と準備するものは?
礼服や喪服のアイロンのかけ方は思っているほど大変ではありません。
アイロンがけのコツや注意点を守って正しいアイロンのかけ方を知っておくと、礼服だけではなくほかのスーツにも応用可能です。
私は急遽喪服のアイロンがけをしたとき、クローゼットの中からシワになっている他のスーツも一緒にアイロンがけしました。
ひとつキレイになると次々にキレイにしたくなるものですよね。
あなたもぜひ、必要なものを準備していつでも礼服や喪服にアイロンがけできる準備を整えてみて下さいね。
それでは、ここから礼服のアイロンのかけ方の手順をご紹介していきます。
礼服のアイロンのかけ方のコツは縫い目やラインに沿ってやさしくかけることです。
芯地を片手でひっぱりながら、スチームの湿気がとれないうちにアイロンがけをして形を整えます。
芯のあるところはくせがつきやすいため、折り目がつかないように気を付けましょう。
まず、第1段階では両袖・肩にアイロンがけします。
両袖と肩にアイロンがけをするときは、タオルを丸めて袖にいれてください。この丸めたタオルが生地に当たるようにして上からあて布をします。
袖の中でタオルを持つようにして、上からシワを伸ばしていきます。
内側から手を添えるとき外側に触れると、アイロンの熱さが手に通るので、注意してください。
袖の先の方も同様にシワを伸ばすようにしてください。
第2段階では、後身頃(背中)をアイロンがけします。
後身頃は中央から外に向かってアイロンを滑らせていきます。
出来るだけ毛並みの方向に添わせて上から下、下から上というように広がっていくイメージでアイロンをかけます。
第3段階では、前身頃にアイロンをかけていきます。
前面の前身頃は後身頃と違って、ポケットやボタンホールまたラベルがあるので、それらを避けてアイロンがけをしていきます。
襟の部分は裏側からかけて、形を整え、左右片面ずつかけるのがコツです。
第4段階では、襟元にアイロンをかけていきます。
襟元は裏からしっかりと折り目をつけるようにアイロンがけします。
襟は曲線があるので、うまくアイロンの先端を添わせるように芯地を引っ張りながらかけます。
第5段階では、ズボンの腰・太もも周りにアイロンをかけます。
↓のようにズボンをアイロン台にはかせて、あて布をして、アイロンを縦にかけます。
ズボンの前半部分が終わってから、ズボンをずらして後半部分にアイロンをかけるとかけやすいです。
後ろ半分も同じくあて布をして、縦に押さえるようにアイロンがけします。
後ろポケットの袋を最初にアイロンがけしてシワを伸ばしておくと、アイロンがかけやすくなります。
第6段階では、ズボンの裾にアイロンをかけます。
アイロン台の上に置いたらパンツの折り目を合うようにして、シワがないように置きます。
あて布をかけて、折り目がずれないようにして、縦にアイロンを当てます。中央の縫い目も縦にかけるようにしてください。
次に裾部分も折り目が整うように置きます。上からあて布をかけて、アイロンを縦にかけます。
礼服のアイロンがけができるようになれば、主婦としてランクが上がったような気分になれますよね♪
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礼服や喪服のアイロンがけでテカリ⁉︎その対処方法は
礼服のテカリが気になったとき、もしかしてアイロンがけに失敗したのかな!?なんて思ってしまうこともあるかもしれません。
ただ礼服のテカリの原因はアイロンがけだけにあるとは限らないんですよ。
テカリの原因は、圧着と摩擦です。生地の繊維にかかる圧力が摩擦によって押しつぶされて、表面が平らになり光が反射することによって起こります。
礼服のアイロンがけをするときには、きちんとコツや注意点を守って手順通りに行えばテカリを防止することはできます。
私は、旦那さんのスーツのテカリが気になり始めたら早めに対処するように心がけています。テカリは着ている本人より周りのほうが気づきやすいですからね!
というわけで、ここからはテカリの対処方法をご紹介していきますね。
まずブラッシングで対処する場合は、下から上に向かってホコリを浮かせるようにブラッシングした後、繊維を整えるように下向きに優しくブラッシングします。
軽度のテカリなら、潰れた繊維をブラシで起こしてあげるとテカリが解消します。
続いてスチームアイロンでの対処方法は、テカリの箇所にスチームをあてると、繊維がスチームの蒸気を吸って膨らみます。
潰れた繊維がもとに戻ることでテカリが解消します。
必ずあて布を使用してアイロンを少し浮かせて生地の様子を見ながら、スチームをかけましょう。
- テカリがあるところをブラッシングする
- ブラッシングした箇所にスチームアイロンのスチームをあてる
- 蒸気を吸って濡れているのでハンガーにかけて干しておくとテカリが解消されます。
最後に、アンモニア水は強いテカリに対してより効果的です。
アンモニア水をスプレーすると繊維が膨らみテカリが解消されます。気になる臭いは乾かせばなくなりますよ。
- 水100ccに対して7~8ml程度のアンモニア水を混ぜる
- 薄めたアンモニア水を霧吹きに入れ、テカリが発生している個所に湿るくらい吹きかける
- 湿らせた箇所にあて布をして、アンモニアの臭いがしなくなるまでスチームアイロンをする
- 仕上げにブラッシングをすればテカリは解消される
できるだけ生地に負担をかけないことが、テカリ防止には最も大切なことなんです。
礼服にアイロンがけができるだけじゃなく、テカリの対処方法までマスターしたあなたはもう怖いものなしですね!
まとめ
- 礼服や喪服のアイロンがけをするときのコツと注意点は設定温度とあて布とスチーム
- 礼服のアイロンのかけ方は縫い目に沿ってやさしくかける
- 礼服にアイロンをかけるときに準備するものはアイロン、あて布、アイロン台で、手順も紹介している
- 礼服のテカリの原因は圧着と摩擦なので、アイロンがけ以外にもこすれや劣化などによりテカる場合もある
- 礼服のテカリの対処方法はブラッシング、スチーム、アンモニア水
礼服や喪服のアイロンがけは手順さえわかればそんなに手間のかかることではありません。
使うその瞬間に焦らないように、いつでも準備万端にしておけたらいいですよね。
この機会に礼服や喪服をクローゼットから出して、チェックしてみてはいかがでしょうか?
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