あなたは「離乳食にバナナはダメ」と聞いて不安に思っていませんか?
バナナは離乳初期(生後5~6ヶ月)頃から加熱処理して食べることができますよ。
バナナはビタミンやマグネシウム、食物繊維などの栄養が豊富で、柔らかく甘みもあり離乳食に向いている食材なんです。
離乳食にバナナはダメではありませんが、バナナアレルギーや食べすぎによる肥満や虫歯、他の食材を食べなくなるなどの注意点がありました。
この記事では離乳食にバナナはダメと言われている原因のアレルギーや、食べすぎの注意点を解説しています。
またバナナの冷凍保存方法や簡単おすすめレシピも紹介していますよ♪
初めての子育てで離乳食に不安があるあなた。ぜひ参考にしてみてくださいね。
離乳食のレシピを毎日考えるのって大変ですよね。この本は離乳食初期~6歳まで使えるレシピブックです!
一週間ごとに食べさせる量や食材などが詳しく書いてあるので、新米ママの大きな味方になってくれますよ。
離乳食にバナナはダメ?初期からOKだが加熱して!
あなたは離乳食にバナナを与えるのはダメと聞いて「なんでかな?」と疑問に思っていませんか?
バナナは離乳食の初期(生後5~6ヶ月)から食べることができますが、与えるときに加熱処理が必要です!
バナナにはビタミンやマグネシウム、食物繊維などの栄養が豊富に入ってます。
また程よい甘味があり、柔らかく食べやすいので離乳食に向いている食材なんですよ。
離乳食に向いている食材なのに、なぜダメって言われているの?
バナナを離乳食で与えるのはダメではありませんが、注意点が2つあるのでお伝えしますね。
バナナを与える時は少量から!アレルギー症状に注意!
バナナは生後5~6ヶ月から食べることができますが、バナナはアレルギー表示推奨品目のひとつなのでアレルギー症状に注意が必要です。
バナナを与える時は加熱処理を行い、ペースト状にすりつぶします。
なぜ、加熱処理が必要なの?
バナナに限らず、食材の加熱処理の主な理由は「殺菌」をするためです。
離乳初期の赤ちゃんは胃が未発達で免疫力もないため、できるだけ菌を減らしてあげる必要があるんですね。
初めてバナナを与える時は小さじ1(ベビースプーン1杯)から始め、アレルギー症状が出ないか様子をみます。バナナの主なアレルギー症状はこちらです。
- 口元の赤み、かゆみ
- じんましん
- 下痢
- 目のかゆみ
上記のようなアレルギー症状が出た場合は、すぐに病院を受診しましょう!
バナナだけではなく、初めて与える食材はできるだけ午前中に食べさせると何か問題があったときに病院へ行きやすいですよ。
午後や夕方に食べさせて、何かあっても病院が終わっているかもしれないしね。
続いてはバナナの適量について解説していきますね。
バナナの食べすぎに注意!消化に負担がかかってしまう
バナナって程よい甘さでおいしいですよね。私の子供たちも大好きでよく食べますよ!
バナナには便秘を解消してくれる作用があり、便秘ぎみの赤ちゃんには嬉しいですよね。
しかし適量を守らず食べすぎてしまうと、おなかに負担がかかり再び便秘になってしまうことも。
また胃が未発達な赤ちゃんが生のバナナを食べてしまうと消化に時間がかかり、胃に負担がかかってしまいます。
離乳中期(生後7~8ヶ月)までは加熱した柔らかいバナナを与えるようにしましょう。
生のバナナは、食べ慣れてきた生後9ヶ月頃から食べられるよ!
赤ちゃんの成長には個人差があるので、様子をみながら進めてくださいね。
そしてバナナにはエネルギーや糖質も多く含まれるので、与えすぎてしまうと肥満や虫歯の原因にもなります。
バナナでおなかがいっぱいになり、他の食材を食べなくなってしまうこともあるので注意してくださいね。
離乳初期、中期、後期、完了期それぞれのバナナの適量をお伝えします!
離乳食の時期 | バナナの適量 |
離乳初期(生後5~6ヶ月) | 小さじ1(ベビースプーン1杯)から少量ずつ増やして、2cmの輪切り1枚分まで |
離乳中期(生後7~8ヶ月) | ほかの野菜などと合わせて約20~30g |
離乳後期(生後9~11ヶ月) | ほかの野菜などと合わせて約30~40g |
離乳完了期(生後12~18ヶ月) | ほかの野菜などと合わせて約40~50g |
バナナなら食べてくれるからとついつい与えてしまって、ほかの野菜や食材を食べてくれないと困りますよね。
バナナは適量を守れば、栄養たっぷりでおなかの調子も整えてくれる素晴らしい食材ですよ♪
続いては毎日忙しいあなたにおすすめ!離乳食用にバナナを冷凍保存する方法を紹介します。
離乳食のレシピを毎日考えるのって大変ですよね。この本は離乳食初期~6歳まで使えるレシピブックです!
一週間ごとに食べさせる量や食材などが詳しく書いてあるので、新米ママの大きな味方になってくれますよ。
離乳食用にバナナは冷凍できる!変色しない方法は?
あなたは離乳食にバナナを食べさせて、残ってしまったバナナはどうしていますか?
じつはバナナはすりつぶしたり、輪切りにして冷凍保存できるんです!
バナナって冷凍保存できるの!?
お母さんやお父さんが残りのバナナを食べることもできますが、毎回食べるのも大変ですよね(笑)
そんなときは離乳食用にすりつぶしたり、解凍したらすぐ食べられるように小分けにして冷凍保存するのがおすすめなんですよ。
離乳食用に冷凍したバナナは約1週間もつので、作り置きできますね。
ここからはバナナの冷凍保存方法やバナナを保存するときに変色しないようにする方法を紹介します!
バナナを冷凍するときは小分けで保存すると便利♪
バナナを食べさせたいな~と思った時に、すぐ用意できたら便利ですよね。
おなかをすかせた赤ちゃんは待ってくれないのよ~!
離乳初期、中期、後期、完了期別に便利なバナナの冷凍保存方法を紹介していきます。
<離乳初期(生後5~6ヶ月)>
- 耐熱容器に水を入れ、皮をむいてうすく輪切りにしたバナナを入れる
- ふんわりラップをして電子レンジで加熱する(600wで約40秒)
- すり鉢に入れ、なめらかになるまですり潰す(初めたばかりの場合は裏ごしする)
- 粗熱がとれたら小さじ1~10gずつに小分けし、冷凍する
離乳初期のバナナはなめらかにすりつぶして与えます。目安はヨーグルトくらいです。
解凍するときは必ず電子レンジで再加熱してください。電子レンジ(600w)で約20秒です。
<離乳中期(生後7~8ヶ月)>
- 皮をむいたバナナを粗めにつぶす(または約5mmの輪切りにする)
- すりつぶしたバナナを小分けにして冷凍する
- 輪切りの場合はジップロックなどの保存袋に重ならないように入れて冷凍する
食べるときに必要な量を取り出し、耐熱容器に入れ電子レンジで約30~40秒加熱します。
輪切りで保存した場合は加熱したらフォークなどでつぶします。
離乳中期のバナナは舌でつぶせる固さにします。目安は絹ごし豆腐くらいです。
輪切りの場合は一食分をラップに包んでから、保存袋に入れると解凍するときにサッと取り出せて便利ですよ♪
<離乳後期(生後9~11ヶ月)>
- 皮をむいたバナナを約5mm~7mmの輪切りにする
- ジップロックなどの保存袋に重ならないように入れて冷凍する
つかみ食べに慣れてきたらそのまま輪切りでも大丈夫ですが、のどにつまらないよう最初は角切りにすると安心です。
離乳後期のバナナは歯茎でつぶせる固さにします。目安は熟したバナナくらいです。
冷凍したバナナは必ず電子レンジで加熱してから、与えるようにしましょう。
また、バナナを食べ慣れていてアレルギー症状がない場合は、生後9ヶ月頃から生のバナナを食べることができますよ!
<離乳完了期(生後12~18ヶ月)>
- 皮をむいたバナナを4等分にする
- ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍する
離乳完了期になると、冷凍保存せずに生のバナナをそのまま持って食べる子の方が多いと思います。
食べすぎないためにバナナを4等分に切って、与えるのもいいですね。
またこの時期になるとバナナの皮むきの練習もできるので、皮つきのまま食卓に出すのもおすすめです♪
バナナの皮に包丁で切れ目を入れてあげると、皮がむきやすくなりますよ。
続いてはバナナを冷凍するときにみんなが経験する、バナナが変色してしまう原因について解説します。
バナナの変色の原因は?ポリフェノールが酸化するから
あなたはバナナを買ってキッチンに放置していたら、黒く変色していた経験はありませんか?
離乳食用にバナナをすりつぶしたり、冷凍するときも変色するのよね…。
私も離乳食用にバナナをすりつぶしている間に、よく黒くなって困っていました。
なんでバナナって黒く変色するのかな?
じつはバナナが黒く変色する原因はバナナに含まれるポリフェノールだったんです!
ポリフェノールと空気中の酸素が反応し、酸化すると黒く変色してしまうんですよ。
そのためバナナを出来るだけ空気に触れないようにしておくのがポイントなんです。
酸化して黒く変色していても食べることは可能ですが、黒くなったバナナを赤ちゃんに与えるのはちょっと嫌ですよね。
バナナが変色しない方法をさらに調べてみると、離乳食用に冷凍保存するとき、加熱せずに生のバナナのまま保存する方法もありました!
バナナを加熱してから冷凍する場合も、生のまま冷凍保存した場合も、解凍するときに必ず電子レンジで加熱してから与えるようにしましょう。
毎日、離乳食の準備お疲れ様です。あなたが一番楽だな~と思う方法を探してみてくださいね。
続いてはバナナを使った簡単おすすめの離乳食レシピを3つ紹介しますね♪
離乳食のバナナを使ったレシピは?簡単おすすめ3選
あなたは「離乳食でバナナを使った簡単なレシピが知りたい!」と思っていませんか?
離乳食でバナナを美味しく食べられるレシピを離乳中期、後期、完了期別に3つ紹介します。
うちの子、バナナが好きだからバナナを使ったレシピ教えて!
甘くておいしいバナナなら食べてくれるお子さんがいるあなた!
苦手な野菜にバナナを混ぜる方法や、手づかみの練習になるレシピもありますよ。
では離乳中期のレシピからいってみましょう~♪
小松菜とバナナあえ♪離乳中期におすすめ!
離乳中期には苦味がある小松菜と、甘味ととろみがあるバナナを合わせて食べやすくアレンジ♪
とても簡単にできるレシピですね!じつは私も小松菜とバナナあえはよく作っていました。
小松菜は独特な苦み、渋みがあるのでそれをバナナが包んで食べやすくしてくれますよ!
続いては離乳後期のおすすめレシピを紹介します。
バナナのもちもちパンケーキ!離乳後期の手づかみに
離乳後期は手づかみをする子が増えてくるので、手に持って食べやすいパンケーキを紹介します♪
小麦粉や牛乳にもアレルギーがあるので、食べ慣れてから挑戦してみてくださいね。
このバナナパンケーキは卵を使用しないので、卵アレルギーの子も食べることができますね。
手づかみしやすいように切ってお皿にもってくださいね♪
次は、離乳食はもう制覇?離乳完了期のおすすめレシピです。
バナナのくるくるサンドイッチ!離乳完了期におすすめ
離乳完了期の1歳を過ぎると、自分で食べられる子が増えますね!見た目もかわいいサンドイッチを紹介します。
私の子どもはきな粉が嫌いだったので、きな粉なしで作っていました!
くるくるサンドイッチは離乳食の代表的なレシピです!バナナだけでなくいろいろな食材でアレンジできますよ。
子どもが喜んで食べてくれるとお母さんもうれしいですよね♪ぜひ簡単レシピを試してみてくださいね。
まとめ
- バナナは離乳初期の生後5ヶ月頃から食べることができるが、加熱処理をしてペースト状にし、小さじ1から与える
- 離乳食にバナナを与えることはダメではないが、アレルギーや食べすぎに注意が必要である
- バナナアレルギーの症状は口元の赤み、かゆみ、じんましん、下痢、目のかゆみなどがある
- バナナは便秘解消に役立つが、食べ過ぎるとおなかに負担がかかり再び便秘なってしまうことがある
- バナナの適量は離乳初期が小さじ1から少しずつ増やし2cmの輪切りまで、中期が他の食材と合わせて20~30g、後期が30~40g、完了期が40~50gである
- バナナはすりつぶしたり、輪切りにして冷凍保存ができる
- バナナの変色を抑えるためには、なるべく空気に触れないように保存するとよい
- バナナのおすすめレシピは「小松菜とバナナあえ」「バナナのもちもちパンケーキ」「バナナのくるくるサンドイッチ」の3つ
「離乳食にバナナはダメ」と聞いて不安になっていた気持ちは、少しは晴れたでしょうか?
離乳食にバナナはダメではありませんでしたが、アレルギーや食べすぎに注意しておいしいバナナを食べさせてあげてください。
毎日子どものことを考えて離乳食を用意するあなたは素晴らしいです!この記事が少しでもあなたのお役に立てますように♪
離乳食のレシピを毎日考えるのって大変ですよね。この本は離乳食初期~6歳まで使えるレシピブックです!
一週間ごとに食べさせる量や食材などが詳しく書いてあるので、新米ママの大きな味方になってくれますよ。