寒天を使ったお菓子はツルッとした食感で美味しいですよね。あなたは、寒天は子供に何歳から食べさせてよいのか気になっていませんか?
寒天ゼリーを食べさせたいけど、何歳からいいんだろう?
寒天は1歳頃から食べることをおすすめします!寒天は離乳食の後期(9ヵ月頃~)から食べられますが、生後9ヵ月頃という時期はまだまだ噛む力が十分ではありません。
そのまま飲み込んで喉に詰まらせてしまったり、糖分のとり過ぎになってしまったりという心配があるんです。
子供の成長にはとても個人差があるので、様子を見ながらすすめていきましょう。
ここでは管理栄養士が寒天を食べさせる時の注意点や使い方、子供向けのおすすめレシピを紹介していきます。
寒天は何歳から食べさせていいの?と気になっているあなた、ぜひ読んでみてくださいね!
この食材は何歳から食べられるの?と気になった時にサッと確認できる本があると助かりますよね。
離乳食とそれ以降の幼児食が掲載されています。「がんばらなくても栄養たっぷり」が忙しいママには嬉しいポイントですね♪
寒天は何歳から食べられる?おすすめは1歳頃
つるんとした食感の寒天ゼリーって美味しいですよね。子供に食べさせたいけど、何歳から食べていいのか気になりませんか?
寒天は1歳頃から食べることをおすすめします。寒天自体は生後9ヵ月頃から食べる事ができます。
ただ、ゼリーにして食べる場合は生後9ヵ月頃だとうまく噛む事ができず、そのまま飲み込んで喉を詰まらせてしまう可能性があります。
また、寒天でゼリーを作る場合はジュースを使ったり、砂糖を加えたりしてゼリーを作ります。
食べる量にもよりますが、まだ小さい赤ちゃんには糖分をとる量が多くなってしまうんです。
1歳頃からならいいのね!何か気を付けることはあるかしら?
おすすめは1歳頃からおやつとして、甘さを控えたゼリーを食べさせるのが良いと思います♪
そして、おやつを食べさせたあとは何歳になっても必ず歯磨きをしましょうね!
ここからは寒天を食べる時の注意点を紹介しますね。小さな赤ちゃんがいるママやパパ、是非読んでくださいね。
寒天を食べる時の注意点3つ!飲み込みには特に注意を
おやつも作れてそれでいてヘルシーな寒天、日々の中で取り入れていきたいですよね。
シンプルな材料で作れるから、安心して子供にも食べさせられるわ♪
便利な寒天ですが、以下のように食べる時の注意点が3つあります。特に子供が食べる時には注意をしてあげてくださいね。
- アレルギーに気をつける
- 飲み込みに気を付ける
- 食べすぎるとお腹がゆるくなることがある
子供に寒天ゼリーを食べさせる時の注意点を詳しくみていきましょう!
<アレルギーに気をつける>
寒天の材料のテングサやオゴノリは、まれに食物アレルギーの原因になることがあります。初めて食べる時は少量からにしましょう。
万が一に備えて、初めて食べる時は病院が閉まっている休日は避けましょう!
<飲み込みに気を付ける>
寒天は90℃以上で溶けるものなので、口の中の温度では溶けません。
口の中で溶けないということは、噛む必要があるんです!
まだまだ噛む事や飲み込みむことが上手ではない赤ちゃんの場合、そのまま飲み込んでしまって窒息してしまうこともあります。
食事をしっかりと噛む事ができるようになってから食べさせる方が安心ですね。
また、寒天ゼリーを作る時はゆるめに作って、スプーンや泡だて器でクラッシュしてから食べさせてあげることをおすすめします。(寒天1gに対して水300㏄を目安にしてください。)
以下、寒天ゼリーを実際に食べさせる時の注意点3つになります。
- 食べる時は必ず大人が見守る
- 口に入れる量は少な目に
- 食べることに集中できる環境にする
上記を守って、安全な環境で食べさせてあげてくださいね。
<食べ過ぎに注意する>
寒天は「テングサ」と「オゴノリ」という海藻が使われていることが多いです。海藻から出来ているので寒天自体はカロリーはとても低いです。沢山食べても太る心配はありません。
また、寒天は水を吸うため、ボリューム感を出す事ができます。
ダイエットしたい私達にぴったりじゃな~い!!
大人にはダイエットの目的で使う場合もありますが、まだ小さい赤ちゃんにとってはどうでしょう?
食物繊維は大きく分けると「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があります。
寒天に含まれる繊維は「水溶性食物繊維」です。水溶性食物繊維は腸内の環境を整えてくれるのですが、その反面食べ過ぎてしまうと下痢を引き起こしてしまうことがあるんです。
まだまだ消化管が未熟な赤ちゃんにとって、寒天を食べすぎると便がゆるくなってしまうこともあります。
赤ちゃんの消化管に負担がかかってしまうんです。
個人差がありますが、食べ過ぎないように注意しましょうね。
この食材は何歳から食べられるの?と気になった時にサッと確認できる本があると助かりますよね。
離乳食とそれ以降の幼児食が掲載されています。「がんばらなくても栄養たっぷり」が忙しいママには嬉しいポイントですね♪
1歳頃からの寒天おすすめレシピを2つ紹介!!
あなたは寒天でゼリーを作って子供に食べさせてあげたい!と思ったことはありませんか?
粉寒天を使ってお手軽で美味しい、そして安心の手作りゼリーを作ってみませんか?
固まらなかったらどうしよう!と思うとハードルが高くって…。
寒天ゼリーはコツさえつかめば簡単に作ることができますよ!
1歳を過ぎた頃から寒天ゼリーは食べる事ができます。子供のおやつに作ってあげると、喜んでくれること間違いなしですよ♪
寒天を使うときのコツは?沸騰したら2分しっかり加熱を
寒天を使ったお菓子で思いつくのは牛乳寒天やゼリーですよね。
作ったことあるけど、なんだか固まらなかったの…。
寒天が上手く固まらなかった…という経験はありませんか?寒天を使うときの重要ポイントは「とにかく加熱をしっかりすること!」です。
寒天は90℃以上で溶けるので加熱が足りないとうまく固まりません。「沸騰してから2分間かき混ぜる!!」を合言葉にしっかりと加熱して使いましょう♪
急いでても短縮しないでねー!
寒天は3種類あります。「棒寒天」「糸寒天」「粉寒天」です。この中でも粉寒天は水に戻す必要がなく、忙しいママさんにも使いやすいのでおすすめです。
寒天を取り扱うときのポイントを守れば、あなたも美味しいゼリーが作れますよ!
それではここから粉寒天を使ったレシピを紹介しますね。
粉寒天を使って1歳児向けのゼリーを作ってみよう!
ここから、私が実際に子供達に作っているおすすめの寒天レシピを紹介しますね♪どれも甘さ控えめ、柔らかな仕上がりになっています!
<りんごのゆるゆる寒天ゼリー>
かなりゆるめのゼリーです。子供の寒天デビューにはちょうど良い硬さだと思います。
作りやすい分量なので、食べる人数が少ない場合は半分の量で作ってみてくださいね。
<甘さ控えめ♪牛乳寒>
こちらも作りやすい分量なので、食べる人数が少ない場合は半分の量で作ってみてくださいね。
牛乳寒天はりんごのゆるゆる寒天ゼリーよりは固い仕上がりになります。小さい子供に食べさせる場合はこちらもお皿で崩してあげるとよいですね。
紹介した2つのレシピで、どちらかのゼリー液を先に入れて少し固まってから違うゼリー液を入れて冷やし固めると2層のゼリーが楽しめますよ!
見た目も可愛くなり、特別感もでます。1歳のお誕生日のデザートにもよいですね!ぜひお試しください。
こちらが2層のゼリーです♪ジュースの味を変えるとカラフルで可愛い仕上がりになりますよ!
以上、寒天を使ったレシピでした。どちらのレシピも、我が子が1歳の頃からおやつの時に食べていたレシピです。
果物の味は、やはり美味しいようで「慌てて食べたら喉に詰まるから、ちょっと落ち着いて!」と声掛けが必要なくらい、がっついていました(笑)
次に寒天と同じような使い方をするゼラチンについて紹介しますね。
ゼラチンは何歳から?寒天やアガーとの違いも紹介
寒天と同じようにゼリーを作る事ができるもので、ゼラチンがありますよね。
ゼラチンは何歳から食べられるの??
ゼラチンも何歳から食べてよいのか気になりますよね。
ゼラチンも寒天と同様、1歳頃から使うことをおすすめします。詳しい理由はこれから紹介していきますね。
また、ゼリーを作ろうとした時、寒天とゼラチンの違いが気になったことはありませんか?
あわせて紹介していきたいと思います♪寒天とゼラチンの違いを知って、使い分けできるようになりましょう!
ゼラチンは何歳から食べられる?1歳以降を目安に
寒天とはまた違った食感でプルンと美味しいゼラチンで固めたゼリー、子供と一緒に楽しみたい!と思うママも多いと思います。
ゼラチンはいつ頃から食べられるのでしょうか?
ゼラチンは離乳食の後期頃から使うができますが、寒天と同じ理由で、ゼリーにして食べると糖分の摂り過ぎや飲み込み面での心配があります。
寒天と同様に1歳頃からにした方がよいですね。
ゼラチンは寒天とは違い、牛や豚の骨や皮のコラーゲンを成分としています。初めて食べる時は該当する食物アレルギーがないか必ず確認するようにしましょう。
生後9ヵ月頃~11ヵ月頃は、まだ習慣的におやつをあげなくてもよい時期です。寒天と同じようにジュースや砂糖を使ったゼリーを作って食べさせる必要はまだありません。
ゼラチンを使ったゼリーは寒天と同じく、離乳食が完了した1歳頃からがおすすめですね!
そして何歳であっても食べた後の歯磨きは忘れずに♪
寒天やゼラチンに違いはあるの?アガーって何?
ゼリーなどを固める材料として、寒天、ゼラチンはよく聞く材料ですよね。その他に「アガー」という材料もあるのですが、あなたは使ったことはありますか?
この3つの材料、原料や固まる温度に違いがあるんです!それぞれの違いについて紹介していきますね。
成分や特徴、ゼリーにした時の食感が違ってくるのであなた好みの材料でゼリーを作ってみてくださいね。
原料 | 溶ける温度 | 固まる温度 | 特徴・食感 | |
寒天 | 海藻(テングサ、オゴノリなど) | 90℃以上 | 40~50℃ | 白っぽい出来上がり。歯切れのよい食感。口の中ではとろけない。 |
ゼラチン | 豚や牛の皮や骨に含まれているコラーゲン | 50~60℃ | 20℃以下 | 透明度は高いが薄い黄色のような出来上がり。プルンとやわらかな食感。くちどけがよい。 |
アガー | カラギーナン(海藻の抽出物)や ローカストビーンガム(マメ科の種子の抽出物) | 90℃以上 | 30~40℃ | 美しい透明に仕上がる。フルフルと、とろける食感。 |
アガーって使ったことないけど、透明できれいな仕上がりになるのね!食べてみたいわ♪
以上、「寒天」「ゼラチン」「アガー」の違いについて紹介しました。
私は、寒天とゼラチンをよく使います。暑い季節になると、冷蔵庫でよく冷えたゼリーが嬉しいんですよね♪
ジュースでゼリーを作ったり、牛乳や豆乳を使って杏仁豆腐を作ったり…と寒天・ゼラチンライフを楽しんでいます!
ゼラチンの特徴については、こちらの記事で詳しく紹介しています。あわせて読んでみてくださいね。
まとめ
- 寒天をおやつで食べさせるのは1歳頃からがおすすめ。生後9ヵ月頃から食べられるが、噛む力が十分でないことや糖分の摂り過ぎも心配なため
- 寒天で固めたゼリーは口の中の温度では溶けないので何歳からでも飲み込みには注意が必要
- 初めて食べる時はアレルギーが出ないか注意する
- 寒天の食べ過ぎはお腹がゆるくなることがある
- 子供にゼリーを食べさせた後には虫歯予防のためにも歯を磨く
- 寒天を上手く溶かすには「沸騰して2分間かき混ぜる」ことが大切
- ゼラチンも生後9ヵ月頃から使えるが、寒天と同じ理由でおやつに食べるなら1歳頃からがおすすめ
- ゼリーを固める材料には「寒天」「アガー」「ゼラチン」がある
この記事では寒天は何歳から食べられるのか、寒天の上手な使い方、ゼラチンは何歳から食べられるのかなど紹介してきました。
子供との楽しいおやつの時間を作るお役に立てると嬉しいです。美味しいゼリーを親子で楽しむひとときを過ごしてくださいね♪
作った寒天ゼリーの日持ちについて、こちらの記事で紹介しています。手作りのゼリーの日持ちって気になりますよね。あわせて読んでみてくださいね。
この食材は何歳から食べられるの?と気になった時にサッと確認できる本があると助かりますよね。
離乳食とそれ以降の幼児食が掲載されています。「がんばらなくても栄養たっぷり」が忙しいママには嬉しいポイントですね♪