最近は自宅で作るぬか漬けが人気ですね。私もここ10年位ぬか漬けを作っています。
発酵食品が手軽にとれて体や美容にもよいですし、ちょっとした一品にもなり美味しいので重宝しています!
ただ、慌ただしい毎日の中でぬか床のお手入れを忘れてしまうことってありませんか?
少し使わない期間があって放置したぬか床は再利用できるの?
ぬか床を放置してしまった時、冷蔵庫で保管の場合は1週間以内、常温の場合は2~3日であれば再利用することができます!
ぬか床のお手入れをして調子を整えれば、また美味しいぬか漬けを食べる事ができますよ。
ここでは、ぬか床のお手入れ方法やおすすめの保存方法を紹介していきます。
「ぬか床は再利用できるの?」「面倒じゃない?」と思っているあなた、上手に再利用してぬか漬けライフを楽しみましょう!
冷蔵庫専用のぬか床でぬか漬けを楽しんでみませんか?
毎日のかき混ぜが不要で管理がラクチンなので初心者さんでも使いやすいぬか床です。
楽天でレビュー数6,000件超えの人気商品で、送料無料なのも嬉しいですね。
ぬか床の再利用はできる?1週間位の放置なら再生可能!
あなたは家事や仕事が忙しくて、ぬか床を何日か放置してしまったことはありませんか?
何かを漬けていると取り出す時にかき混ぜることが出来るのですが、何も漬けていないと忘れてしまうこともありますよね。
かき混ぜないと!と思ってもつい後回しにして、結局忘れてしまうのよね…。
放置してしまったぬか床は再利用できるのか気になりますよね…。
ぬか床を冷蔵庫で管理している場合は放置期間が1週間程度、常温保存なら2~3日であれば再利用することができます!
冷蔵保存なら1週間放置しても大丈夫とわかって、少し安心できましたか?
では、常温で2〜3日以上、冷蔵庫で1週間以上放置してしまうとどうなるのでしょう。
ぬか床内の菌がアンバランスな増え方をしてしまい、様々な問題が起きてくるんです。
嫌な臭いがしたり、カビが生えてしまったりするよ〜(涙)
ぬか床は様々な菌が活動しているため、「生きている」ものと思うとよいですね♪
放置したぬか床のお手入れですが、2~3日間よくかき混ぜると少しづつ元の状態に戻ります。
ぬか床を再開する時にはぬか床の表面や保管容器の周りにカビがないか、変な臭いがしないかなどよくチェックしてからお手入れを始めてくださいね。
漬ける野菜を入れてない場合も、菌を良い状態に保つために冷蔵保存の場合は3日に一度、常温保存の場合は毎日かき混ぜるようにしましょう。
ぬか床を長期間放置してしまった時に灰色や黒、青や緑のカビや白いふわふわしたカビが出てしまった時には注意が必要です。
こんな場合はぬか床が非常に悪い状態になっているので、ぬか床は再利用できません。
せっかくのぬか床を捨ててしまうの!?何か別の事には使えないの?
確かにせっかくのぬか床を破棄してしまうのはもったいないですよね。
悪くなってしまったぬか床は別の用途には使う事ができません。残念ですが破棄して新たにぬか床を作り直すようにしましょう。
再利用できなかったぬか床は、他の食材と同様に生ごみとして扱い、自治体のルールに沿って破棄してくださいね。
ぬか床の保管は冷蔵庫がおすすめ!お手入れがラクに♪
ぬか床って毎日混ぜないとダメなんでしょ!?面倒くさがりの私には無理かも…。
面倒くさがりのあなた、冷蔵庫でぬか床を管理してみてはどうでしょうか?かき混ぜる回数が減るのでおすすめですよ♪
私もぬか床を冷蔵庫で管理しています!面倒くさがりの私ですが美味しいぬか漬けを楽しんでいますよ♪
ぬか床は熟成していれば、冷蔵庫で管理することはできますよ!詳しく紹介していきますね。
冷蔵庫でぬか床を管理すると混ぜる回数は少なくてOK
常温でぬか床を管理する場合は毎日かき混ぜる作業が必要になってきます。
ぬか床をかき混ぜることはぬか床を維持するためにはとても重要な作業になりますが、毎日はちょっと面倒に感じてしまいますよね。
ぬか床を冷蔵庫で保管すると、かき混ぜる回数をぐっと減らす事ができて管理もしやすくなるのでおすすめですよ。
ぬか床で重要な働きをする乳酸菌の働く温度は20~25℃と言われています。夏の蒸し暑い季節にはこの温度を保つことは難しいですよね。
大切なぬか床を置いた場所の温度が高くなって、菌が異常に働いてダメになってしまうととても残念です。
ぬか床を冷蔵庫で管理するメリットを紹介していきますね。
ぬか床を冷蔵庫で保管する時のかき混ぜは2~3日に1回程度で大丈夫です。
2~3日に1回程度しっかりとかき混ぜて新鮮な空気を取り込むようにして良好な状態を保つようにしましょう。
熟成したぬか床とは…米ぬかに水や塩、昆布や唐辛子を入れてぬか床を作った後、捨て漬けをして乳酸菌や酵母などの微生物が増えた状態のぬか床
「捨て漬け」とは、ぬか床を最初に作るときにクズ野菜を入れて、野菜の栄養分で米ぬかの発酵をすすめることです。
ぬか床を作って20日程で熟成が進み、塩分と酸味のバランスが整った状態となり、ぬか漬けを漬けられる「熟成したぬか床」となります。
最近では熟成された状態のぬか床も売っていておすすめだよ!熟成されているからすぐに使えて便利だね!
冷蔵庫専用のぬか床でぬか漬けを楽しんでみませんか?
毎日のかき混ぜが不要で管理がラクチンなので初心者さんでも使いやすいぬか床です。
楽天でレビュー数6,000件超えの人気商品で、送料無料なのも嬉しいですね。
ぬか床をかき混ぜるのはなぜ?菌のバランスを保つため
なんでぬか床ってかき混ぜないといけないの??
そもそも、ぬか床はなぜかき混ぜないとダメなんでしょうか?かき混ぜる手間なく、美味しいぬか漬けを食べたい!って思いますよね…。
ぬか床はたくさんの善玉菌(私達の腸でよい働きをしてくれる菌)で成り立っています。この菌を良いバランスで保つために「かき混ぜる」という作業は重要な役割を持ちます。
ぬか床に含まれている主な菌を紹介していきますね。
- 産膜酵母菌(さんまくこうぼきん)…ぬか床の表面に存在し、酸素を好む
- 乳酸菌…ぬか床の真ん中部分に存在し、酸素を嫌う
- 酪酸菌(らくさんきん)…ぬか床の底面に存在し、酸素を嫌う
熟成期間が長いぬか床ほど、たくさんの菌がいます。これらの菌は腸内環境を整えてくれる働きをするので、日々の食事の中で積極的にとっていきたいですね!
ぬか床をかき混ぜずにそのままにしていると、これらの菌のバランスが崩れしまうんです。
ぬか床内の菌もバランスが大事なんだよ!
いずれかの菌が増えすぎてしまうと、味が落ちたり、嫌な臭いが発生したりしてしまいます。
定期的にかき混ぜることで、酸素を好む産膜酵母菌を空気に触れる表面から底の方へ、酸素を嫌う酪酸菌を表面の方へと動かし菌の過剰な繁殖を防ぐことができます。
菌のバランスを保つためにも毎日かき混ぜて表面と底の菌の入れ替えが必要になるんです。
ぬか床は菌の状態により日々変化するデリケートな生き物です。ぬか床の変化を楽しみながら、愛情込めて育てていきましょう♪
余談になりますが…ぬか漬けはいろんな野菜で楽しむことができます。我が家では胡瓜のぬか漬けが一番人気です。
長男が5歳の誕生日の時、誕生日に食べたいものは何?と聞くと「胡瓜のぬか漬け」という回答だったくらいです(笑)
私のお気に入りは…夏場限定になるのですが、ズッキーニのぬか漬けです。
漬け来上がったズッキーニのぬか漬けにオリーブオイルを少しかけて食べるのも美味しいですよ!ぬか漬けの概念が変わりますよ♪
ぬか床を長期保存するには冷蔵庫と冷凍庫を使い分けて
旅行に行くからぬか床をかき混ぜられない!長期保存はできないの?
数日間、ぬか床のお手入れができない!こんなこともありますよね。ぬか床は工夫をすれば長期保存もできるので、安心してくださいね。
ぬか床を長期保存するには冷蔵保存、冷凍保存の2つの方法があります。保存したい期間に合わせて冷蔵庫と冷凍庫を使い分けましょう。
- 冷蔵保存…1週間程度
- 冷凍保存…1週間以上~半年
どちらの方法も温度を下げることで菌の活動がゆるやかになり、長期保存を可能にします。
ぬか床は冷凍しても菌は死滅しません。温度を下げることで活動を停止しますが、解凍すると再び菌は活動を始めます。
ぬか床の長期保存の方法を紹介しますので参考にして下さいね。
手順4はラップで覆う代わりに塩で覆うという方法もありますが、ぬか床がしょっぱくなってしまうので私はラップをおすすめします。
冷蔵保存する場合も、冷凍庫で長期保存する場合もぬか床を再び使うときはよくかき混ぜてから使いましょう!
ぬか床に白い膜⁉カビでない事もあるので捨てないで!
ぬか床はきちんと手入れをすると半永久的に使えます。親から子へと代々受け継がれているぬか床もあるくらいです。
長期間使っていると予期せぬトラブルが発生することもあります。
これは私も経験したことがあるのですが、ある日ぬか床を見ると白い膜のようなものがはっていました!
「カビかな?」と思い、せっかくのぬか床がだめになってしまったと落ち込んだ記憶があります。
せっかく育ててきたぬか床にカビが生えるなんて…何がダメだったの〜(泣)
この白い膜はぬか床の上部に存在する産膜酵母なんです。産膜酵母は空気を好むので、空気に触れる所で活発になりすぎていたんですね。
この白い膜はぬか漬けの味を損なう原因にもなるので、できれば取り除くことをおすすめします。でも、食べても問題はないので安心してくださいね!
また、毎日かき混ぜているのにこの白い膜ができる場合は塩分が不足している場合があるので、ぬか床に塩を補給するようにしましょう。
補給する塩の量はその時のぬか床の塩分濃度にもよります。私は小さじ1杯程度から入れてかき混ぜて様子を見ながら進めています。
様子を見るというのは、ぬか漬けの味を確かめながら…ですね。出来上がりが美味しいと感じる時のぬか床の状態がベストと思います。なるべくその状態をキープするようにしています!
ぬか床の表面に白い膜のようなものが出来ても、慌ててぬか床ごと捨てないでくださいね。
長く使うとぬか床の量が減る!足しぬかをしていこう♪
ぬか床を長く使っていると、漬けた野菜にぬかがついてぬか床の量が減ってきたり、野菜を漬けることで出てくる水分でぬか床が水っぽくなってきます。
ぬか床の量が減ってきたり、水っぽくなってきた時は「足しぬか」をするようにしましょう!
ぬか床の水分が多くなると、ベトベトの状態になってしまって元に戻すのが難しくなってしまうよ!
ベトベトの状態にならないためにも、定期的に「足しぬか」をするようにしましょう。方法を紹介しますね。
手順は準備したぬかと塩をぬか床に混ぜ込むだけです。しっかりと混ぜたら、既にぬか床に入れている昆布や唐辛子があればこれらも新しいものに取りかえてあげましょう。
ぬか床に入れる塩は「粗塩」がおすすめですよ。粗塩は精製されていない塩のため、ミネラル分を含み、味がまろやかでぬか漬けに向いているんです♪
一般的に塩の量は7%~13%がよいと言われています。お好みで調整してくださいね。
<足しぬかのタイミング>
人によって様々ですが、私は月に1回のペースで足しぬかをしています。
足しぬかのタイミングの目安はぬか床の量と水分量、そしてぬか漬けが酸っぱくなってきた時になります!
<足しぬかの量>
一度に沢山の足しぬかをしてしまうと、せっかく発酵して増えていた乳酸菌の量がガクンとへってしまうことがあります。
足しぬかをする時は元の量の三分の一位に抑えるようにしましょう。
<ぬか床の水分の処理方法>
足しぬかをしていても、野菜から出てくる水分でぬか床に水気がたまることがあります。
ぬか床に水が溜まってきらた、キッチンペーパーをぬか床の中に入れて余分な水分を抜き取りましょう。水が多かったらお玉やスプーン等ですくい取ってもよいですよ!
タイミングをみて、足しぬかをしたり水分の調整をしながらぬか床を維持していきましょう♪
まとめ
- ぬか床を放置してしまった場合、冷蔵保管で1週間以内、常温保管の場合は2、3日以内であれば再利用できる
- 放置してしまったぬか床は2~3日の間、よくかき混ぜてぬか床の調子を整えて再利用する
- ぬか床の保管はかき混ぜる頻度を少なくできる冷蔵庫がおすすめ
- ぬか床は菌のバランスを保つためにかき混ぜる作業が必要
- ぬか床を長期保存したい時は保存したい期間によって冷蔵庫か冷凍庫を使い分ける
- ぬか床の産膜酵母の活動で表面に白い膜がはることがある
- ぬか床を長く使うためにも「足しぬか」は必要
- 「足しぬか」のタイミングはぬか床の量が減った時、水っぽくなってきた時、ぬか漬けが酸っぱくなってきた時
ぬか床の再利用についてや保管方法について紹介してきました。
ぬか床はお手入れが必要ですが、軌道に乗ると美味しいぬか漬けを楽しむことができるし、健康や美容にもよいので一石二鳥ですよ♪
マイぬか床から作られるオリジナルぬか漬けを楽しんでくださいね!
冷蔵庫専用のぬか床でぬか漬けを楽しんでみませんか?
毎日のかき混ぜが不要で管理がラクチンなので初心者さんでも使いやすいぬか床です。
楽天でレビュー数6,000件超えの人気商品で、送料無料なのも嬉しいですね。