里芋はねっとりとした食感がとてもおいしいですよね。でも少しクセがあるので離乳食で食べさせてもいいのかどうか悩むママも多いかもしれません。
実は里芋は離乳食中期である生後7〜8ヶ月から食べられるんです!
1歳になる前に食べられるんだ〜。
里芋はタンパク質やカリウムなどの何歳からでも摂(と)りたい栄養素が含まれていて、旬の時期も長いので離乳食にぴったりな食材なんです。
しかし、初めて食べさせるときは量や調理方法などに注意が必要です。
離乳食で里芋を食べさせるときの注意点や何歳からでもおすすめなレシピを紹介していきますね。
「離乳食で里芋を食べさせていいの?」と疑問に思っているあなたに役立つ情報がたくさんあるのでぜひ最後まで読んでみてください♪
離乳食を作るのは時間もかかるし大変ですよね。
そんなあなたには下処理がいらない冷凍の里芋がおすすめです。簡単便利な冷凍野菜を使って美味しい里芋レシピを作りましょう!
里芋は何歳から食べられる?7ヶ月でOK!注意点も紹介!
里芋って、ねっとりした独特の食感があっておいしいですよね。わたしもこのねっとり食感が大好きなんです。
普通の芋と比べてもねばりが強いのが気になるけど、何歳から食べていいのかしら?
里芋は離乳食中期である7〜8ヶ月から食べさせてもOKなんです!
ジャガイモなどの他のいも類は離乳食初期(5〜6ヶ月)から食べられますが、里芋はねばりが強いため少し遅めの中期からになるんです。
ねばりが強いから、少し食べづらいんだ〜。
赤ちゃんに食べさせるときの注意点を2つ紹介していきますね。
離乳食で里芋を使うときは月齢で調理方法を変えよう!
里芋は離乳食中期の7〜8ヶ月から食べることができますが、月齢で調理方法を変える必要があるんです。
赤ちゃんの様子を見ながら硬さや大きさを調整してあげましょう。だいたいの目安はこちらです。
時期 | 里芋の調理方法 |
7〜8ヶ月 | 柔らかくなるまでゆでてすりつぶす |
9〜11ヶ月 | 柔らかくなるまでゆでて細かくきざむ |
12〜18ヶ月 | 柔らかくなるまでゆでて食べやすい大きさに切る |
里芋を初めて食べさせるときは柔らかくなるまでゆでてすりつぶしてあげましょう。
里芋は歯ごたえがあるぶん、ボクらには練習が必要なんだ〜!
電子レンジで加熱してもOKですよ!ゆでるより時短になるのでおすすめです。
上の表はあくまで目安なので、あなたのお子さんの様子をみて少しずつ調整してみてくださいね。
離乳食で初めて里芋をあげるときは少しずつにしよう!
どの食材にもいえることですが、初めての食材は赤ちゃんの体調のいいときに、少量から食べさせるようにしましょう。
初めて食べさせるときの目安は小さじ1杯程度がいいんですよ。
月齢に合わせた、だいたいの目安の量はこちらです。
時期 | 1回あたりの量 |
7〜8ヶ月 | 20〜30g |
9〜11ヶ月 | 30〜40g |
12〜18ヶ月 | 40〜50g |
この表はあくまで目安の量なので、あなたのお子さんに合わせて量を調節してくださいね。
また、もしアレルギー症状が出たときにどの食材が原因なのか分かるように、里芋を初めて食べた日は他の新しい食材は食べさせないようにしましょう。
何歳の子でも、アレルギーはとっても気になるところだわ…。
アレルギーって重症になると命の危険もあるから怖いです…。
気になるアレルギーについては、のちほど詳しく解説していきますね!
里芋を離乳食で安全に食べよう!5つの栄養素も紹介
里芋は離乳食中期である7〜8ヶ月から食べられることがわかりました。
里芋はタンパク質やカリウムなど、何歳からでも摂りたい栄養素が含まれているのでぜひ離乳食に取り入れたい食材なんですよ。
しかし里芋に含まれる成分でかゆみなどの症状が出てしまう場合もあるので注意が必要なんです。
せっかく離乳食で取り入れるなら、おいしく安全に食べたいよね。
里芋を食べた時に出るかゆみは「成分によるもの」と「アレルギーによるもの」の2パターンあるので、違いについても詳しく説明していきます。
まずは里芋の栄養素について詳しく解説していきましょう。
里芋は何歳でも嬉しい栄養素がたくさん!主な5つを紹介
里芋は何歳からでも摂りたい栄養素が含まれていて、離乳食にはもってこいな食材なんです。主な栄養素を5つ紹介していきます。
- ガラクタン(水溶性食物繊維のひとつ)
- グルコマンナン(水溶性食物繊維のひとつ)
- カリウム
- ビタミンB1
- ビタミンC
それぞれの栄養素の効果について詳しく解説していきましょう。
<ガラクタン、グルコマンナン(水溶性食物繊維)>
水溶性食物繊維とは、水に溶けやすい食物繊維のことです。
里芋は、他の芋類と比べて水溶性食物繊維が含まれている量が多いんだよ!
水溶性食物繊維は食べ過ぎ防止に効果があり、糖質の吸収をゆるやかにするので血糖値の上昇も抑えてくれます。さらに腸を整える効果もあるんですよ!
水に溶けやすいという性質があるので、里芋をゆでたお湯も使ったレシピだとしっかり食物繊維も摂れますよ。
<カリウム>
カリウムは、体の中にある余分な水分を排泄する効果があり、高血圧やむくみ予防に効果があります。
わたしたち大人にとってもむくみは大敵なので、予防してくれるなんてありがたいですね♪
<ビタミンB1>
ビタミンB1は皮ふや粘膜の強化、疲労回復に効果があります。ビタミンB1も水に溶けやすい性質を持っています。
<ビタミンC>
ビタミンCは抗酸化作用がありストレスから体を守る働きをします。また、皮ふや粘膜の強化もしてくれます。
美容にも効果があるから、大人のわたしたちにとっても嬉しいわね♪
わたしたち大人にとっても嬉しい栄養素ばかりですが、赤ちゃんにとってもどれも大切な栄養素です。
離乳食中期以降であれば何歳からでも食べられるので、ぜひ離乳食に取り入れてみてくださいね。
里芋を食べたらかゆい!?原因はアセチルコリン!
あなたは里芋を食べたときにかゆくなったり、口がヒリヒリしたりしたことはありませんか?
わたしも子どもの頃、里芋を食べたら口がかゆくなったことがあります…。
その症状、実は里芋に含まれる「アセチルコリン」という成分が引き起こしているんです。
それってアレルギーとは違うの?
アセチルコリンは「仮性(かせい)アレルゲン」といって、アレルギーと似た反応を起こす物質なんです。
しっかり加熱とアク抜きを行い、アセチルコリンを取り除けばほとんど心配ありません。
赤ちゃんの口のまわりなどの皮ふについてしまったときは、濡れたガーゼなどでふき取ればOKです!
しかし「実は里芋アレルギー」というのも存在するんです。
ええ〜、違いがわからないと困る…。
そんなあなたはこちらのチェックリストを参考にしてみてください。
かゆみや口のヒリヒリ以外にこんな症状が出ていたら要注意です。
これらの症状が出ているときはアレルギー反応を起こしている可能性が高いです!すみやかに病院に行って診察を受けましょう。
里芋の栄養満点レシピ!冷凍ストックもOK!
里芋は生後7〜8ヶ月で食べることができ、離乳食で使うときには大きさや硬さに注意が必要なことなどがわかりましたね。
注意点もバッチリだし実際に作ってみたい!
7〜8ヶ月以降であれば何歳からでも食べられる里芋の離乳食レシピを紹介していきます。
わたしの職場の先輩も「離乳食メニューのレパートリーが少なくてさ…。」と悩んでいたのでこのレシピを紹介して喜ばれました!
たっぷり野菜の里芋煮
今回紹介するのは「たっぷり野菜の里芋煮」です。小分けにして冷凍もできるので忙しいママやパパにもピッタリのレシピです!
一緒に入れる野菜は他のものに代用してもOKです。キノコを一緒に入れてもおいしそうですね。
このレシピは具材の大きさや硬さ、味付けの濃さを調整すれば7〜8ヶ月以降、何歳からでも食べられますよ。
あなたのお子さんの様子に合わせて調整してみてください。
里芋は生のものを使う場合は皮ごと電子レンジで加熱するとスルッとキレイに皮がむけます。
わたしも実際にレンジで皮ごと里芋を加熱してみましたが、包丁で皮をむくよりも簡単で時短にもなりました。
加熱した直後はアツアツなのでやけどには注意してくださいね!
ちなみに、里芋は冷凍のものを使用すると下処理しなくてもOKなのでさらに時短になります。
お休みの日などに作り置きして冷凍しておくのもいいですね。
冷凍里芋の扱い方については下記の記事でさらに詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
おいしい里芋の見分け方なども紹介しているのでさらに里芋に詳しくなれちゃいますよ♪
冷凍里芋を上手に使って、時短でおいしい里芋レシピを作りましょう!
まとめ
- 里芋は離乳食中期である生後7〜8ヶ月から食べられる
- 里芋は水溶性食物繊維やカリウム、ビタミンB1、ビタミンCなど何歳からでも摂りたい栄養素が含まれている
- 里芋を離乳食で食べさせるときは「7〜8ヶ月はすりつぶす」など月齢によって調理方法を変える必要がある
- 里芋を初めて食べさせるときは少量ずつからにし、他の新しい食材は同日に食べさせないようにする
- 里芋を食べると口がヒリヒリしたり痒くなるのは「アセチルコリン」という成分のせいでアレルギー反応とは異なる
- 「里芋アレルギー」も存在するため、何歳でも注意が必要である
- 目や口が腫れて赤くなったり、咳が出たり、発疹が出るときはすみやかに病院を受診する
- 本記事では「里芋とたっぷり野菜を使った離乳食レシピ」を紹介している
里芋は離乳食中期である生後7〜8ヶ月から食べられることがわかりました。
あなたのお子さんが安全に里芋デビューできるように、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね♪