あなたは神社やお寺にお参りするときに「お賽銭っていくら納めるといいんだろう?」と悩んだことはありませんか?
実は、お賽銭には縁起をかつぐための語呂合わせの金額がいろいろあるんですよ!
例えば20円は「二重に縁」とした語呂合わせになっていて、二重の縁に恵まれますようにという願いが込められているんです。
ただし、20円の他にも縁起の良い語呂合わせがたくさんある一方で「10円玉1枚だと遠縁になる」などの縁起の悪い語呂合わせもあるんですよ!
この記事では、20円のような縁起の良い語呂合わせになる金額や、10円玉の他にもある縁起の悪い語呂合わせの金額について解説していきます。
さらに、お賽銭の本来の意味や語呂合わせに関しての神社とお寺からのご意見も紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね!
神社巡りやお寺のお参りに、このかわいいがまぐちをお供に連れて行きませんか?
ちっちゃな和柄のがまぐちがネックストラップになっていて、お賽銭入れにぴったりです。ヒモは取り外すこともできますよ。
お賽銭は20円がいい?縁起の良い語呂で二重に縁!
あなたは、お参りの時のお賽銭はいくら納めていますか?
お賽銭は、神様に日頃の感謝の心を込めて米や布をお供えをしたのが始まりとされているので、感謝の気持ちがあれば金額はいくらでも良いのです。
でも現代では、お賽銭の金額には縁起かつぎの意味をこめた語呂合わせがいろいろ使われているんですよ!
例えば20円は、二十円から二重、縁にそれぞれ変換して二重に縁、の語呂合わせになっています。二重の縁に恵まれますように、という願いが込められているわけですね。
そして、20円の他にもたくさんの縁起の良い語呂合わせがあるんですよ!
私はお賽銭の金額で縁起の良い悪いを気にしたことがなく、語呂合わせのことも詳しくは知りませんでした。
次はその縁起の良いお賽銭金額の語呂合わせについて、20円以外にどんなものがあるのか詳しく説明しますね!
覚えておくと吉!縁起の良い語呂合わせ金額を紹介!
あなたは、お賽銭に使うお金というと何を思い浮かべますか?
5円玉!穴が開いてるお金が良いって聞いたことがあるわ!
5円玉や50円玉は穴が開いているから「見通しが良い」ということで縁起が良いとされていますよね。
その5円玉や50円玉と他の硬貨も組み合わせて、縁起をかつぐ語呂合わせの金額はたくさんあるんですよ!
金額 | 金種 | 意味 |
---|---|---|
5円 | 5円玉1枚 | ご縁がありますように |
10円 | 5円玉2枚 | 重ねがさねご縁がありますように |
11円 | 5円玉2枚(10円玉1枚)1円玉1枚 | いいご縁がありますように |
15円 | 5円玉3枚(10円玉と5円玉) | 十分なご縁がありますように |
20円 | 5円玉4枚(10円玉2枚) | 二重にご縁がありますように |
50円 | 50円玉1枚 | 10倍のご縁がありますように |
このように、たくさんの「ご縁がありますように」の語呂合わせがありますね!
他にも、115円で「いいご縁がありますように」とか485円で「四方八方からご縁がありますように」などもあります。
私は、これってダジャレなんじゃない?とも思ってしまいました(笑)
全部5円玉で用意するのは大変だから10円玉や100円玉を使ってもいいんだよ!
ただし、10円玉1枚というのは縁起が悪いとされます!それはなぜでしょうか?
次は、縁起が悪いとされる語呂合わせについて説明していきますね!
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お賽銭は20円以外に悪い意味の語呂合わせ金額がある!
あなたは、お賽銭に10円玉1枚を納めたことはありますか?実はそれ、縁起が悪いらしいんです…。
初詣のとき10円はダメだから20円にしなさい、て言ってたけどどうして?
10を「とお」とも数えるから「とおえん」で「遠縁」のように、縁から遠くなるという意味で縁起が悪いから20円にしなさいと言ったのよ。
ショック!私は初詣の時は大体いつもお賽銭に10円玉を納めていました!せめて20円にしておけばよかった…。
実は他にも、縁起が悪いから避けた方がいい語呂合わせになる金額がたくさんあるんですよ!
次は、10円の他にもたくさんある縁起の悪いとされるお賽銭の語呂合わせ金額について、詳しく紹介していきます!
縁起の悪い語呂合わせ!500円玉はこれ以上の効果なし?!
あなたは下の表を見て、心当たりはありますか?ろくなご縁がないとか、なんのご縁もないとかショックな内容となっていますね。
私が特に驚いたのが、500円玉が「これ以上の効果がない」です。
一番大きな金額の硬貨が500円玉なのでこれ以上の硬貨はない、ということに掛けているわけですね。
金額 | 金種 | 意味 |
---|---|---|
10円 | 10円玉1枚 | 縁から遠ざかる |
65円 | 5円玉13枚 | ろくなご縁がない |
75円 | 5円玉15枚 | なんのご縁もない |
85円 | 5円玉17枚 | やっぱりご縁がない |
95円 | 5円玉19枚 | 苦しいご縁に合う |
500円 | 500円玉1枚 | これ位以上の硬貨(効果)がない |
お賽銭に500円なんて結構フンパツしたのに!これ以上の効果なし?!
5円玉をお賽銭用にたくさん用意して、ジャラジャラ入れちゃった!もしかしたらご縁がない金額になってたかも?!
良かれと思って500円をフンパツしたのに効果がないとか、せっかくご縁を願って5円玉をたくさん用意して納めたのに、なんてことになったらガックリですね。
ただし、この縁起かつぎの語呂合わせについては、疑問の声も聞かれるんですよ。
次は、本当にお賽銭には語呂合わせが必要なの?という意見について解説していきます。
お賽銭20円の金額の語呂合わせより感謝の気持ちが大切
ここまで、20円は二重に縁だから縁起が良いとか10円玉は縁から遠くなる、などお賽銭金額の語呂合わせについて説明してきました。
ただ、神社やお寺には、お賽銭の金額を20円のように語呂合わせにしなければいけないという明確な決まりやマナーなどが実際にあるのか気になりますよね。
実は、お賽銭の金額に決まりのある神社やお寺はありません!多くの神社仏閣で、金額は個人の気持ちで自由に決めていいとされています。
こういう縁起かつぎやお賽銭金額の語呂合わせについて、あなたは疑問を持ったことはありませんか?
10円玉1枚は縁起が悪いから5円玉2枚にするの?同じ10円なのに。
20円で二重に縁とか、私そういうの信じないタイプなんで!
確かに、そこまでこだわる必要があるのかなという疑問も感じますよね。
そもそも、お賽銭って何なのか、何のために納めるのか、あなたは知っていますか?
次は、お賽銭の意味や由来と、神社とお寺がそれぞれお賽銭についてどう考えているのかを紹介していきます!
お賽銭の本来の意味は願望成就のお礼とお布施だった!
あなたはお賽銭について、本来の意味や由来について知っていますか?
実は、お賽銭は「願い賃」ではなくかつては「願望成就(がんぼうじょうじゅ)のお礼」や「お布施(おふせ)」だったんです!
神社では、願望成就のお礼として納めるお金がお賽銭で、昔は米や布を納めていたそうです。
お寺では、自分の欲を捨てるための修行として納めていたお布施がお賽銭になります。
お願い事をきいてもらうために納めるんじゃないの?
多くの人がお賽銭は願い事をかなえてもらうための願い賃だと思っているようですが、お寺では修行の一環、お布施なんですよ。
お賽銭の本来の意味は、神社では願いがかなったことや日頃の感謝の心を込めて納めるお金、お寺では修行として納めるお布施だったのです。
また「賽」という漢字には、神仏へのお礼としてお供えする、という意味があります。
さらに賽銭箱によく書かれてある「浄財(じょうざい)」は、利益を顧(かえり)みない寄付するお金という意味があり、お賽銭を納めることは身を清めることにもなるのです。
お賽銭を投げる光景をよく見ますが、神様に失礼になるのでなるべく投げずにそっとお賽銭箱に入れてくださいね。
では、お賽銭にまつわる語呂合わせや縁起かつぎなどについては、神社の宮司さんやお寺の住職さんたちはどのようにお考えなのでしょうか。
次は、全国的に有名な神社と、私の住んでいる埼玉県のお寺のご意見を紹介します!
神社とお寺からのご意見!語呂合わせは気にしないでOK!
ここまでで、お賽銭は別に語呂合わせにこだわる必要はないことが分かりましたよね。
では、このような語呂合わせを神社の宮司さんやお寺の住職さん方はどう考えているのでしょうか。
結論は、根拠がないから気にしなくてよく大切なのは神様仏様に対する感謝の気持ちである、ということでした!
まず、縁結びの神様として全国的にも有名な出雲大社のホームページを見てみると「よくある質問」のページで、お賽銭の金額について以下のようなことが書かれています。
- 語呂合わせには全く根拠がない
- 大切なのは神様に対して真摯な気持ちでお祈りをすること
- 祈りの心はお賽銭の金額や変な語呂合わせで左右されるものではない
「変な語呂合わせ」ってズバッと否定してるね!
ここまではっきりと根拠がない、祈りの心は語呂合わせで左右されるものではない、と言ってもらえれば10円玉をお賽銭にしてしまった私も安心です!
次はお寺です。私の住んでいる埼玉県にある花臺山金剛院(かだいさんこんごういん)のホームページも見てみました。
こちらも、お賽銭はいくら納めればいいのか、という疑問に対し以下のようなご意見が載っていました。
- お賽銭の金額は語呂合わせを気にする必要はない
- 日頃の感謝の気持ちをお伝えするために納めるものだから金額は自由
- あなたの感謝の気持ちの分だけ納めて大丈夫
お賽銭は日頃の感謝の気持ちで納めるのが大事なんだね。
こちらにも、気にする必要はない、感謝の気持ちの分だけ納めていいと書かれていますね。
このように、私たちが語呂合わせで一喜一憂していても、神社やお寺の方々は冷静に受け止めているわけです。
語呂合わせばかり気にして、神様や仏様に礼儀を欠くことのないようお参りしたいですね!
まとめ
- お賽銭には縁起の良い語呂合わせの金額があり、20円は「二重に縁」で縁起が良いと言われる
- 穴の開いた5円玉と50円玉は先が見通せることから縁起の良い硬貨とされる
- 10円は「遠縁」につながるので縁起の悪い語呂合わせ金額になる
- お賽銭は願い賃ではなく、本来の意味は神社では願望成就のお礼として納め、お寺ではお布施として納めるもの
- お賽銭を納めることは、身を清めることにもなる
- お賽銭の語呂合わせには根拠がなく神様や仏様への感謝の気持ちが大切であり金種や金額に決まりはない
「20円は二重に縁」で縁起が良い、「10円玉は遠縁」だから縁起が悪い、などお賽銭には語呂合わせがいろいろあることが分かりましたね。
私も次の初詣のお参りには、10円はやめて20円か50円を納めようと思います!
でも、お賽銭の語呂合わせばかり気にせず、神様や仏様に感謝の気持ちを忘れないようにお参りをしましょうね!
神社巡りやお寺のお参りに、このかわいいがまぐちをお供に連れて行きませんか?
ちっちゃな和柄のがまぐちがネックストラップになっていて、お賽銭入れにぴったりです。ヒモは取り外すこともできますよ。