豊かな風味で自然な甘みがおいしいメープルシロップ。
私の小学生の子供たちも大好きで、よくパンにつけて食べています。
でも、赤ちゃんには何歳から与えてもいいのか、あなたは知っていますか?
メープルシロップは、離乳食後期の生後10か月から食べさせることができるんですよ!
ハチミツと違ってボツリヌス菌が含まれていないし殺菌もされているので、1歳未満でも食べられるんです。
メープルシロップはハチミツとどう違うの?アレルギーとかあるの?
メープルシロップはハチミツと混同されやすいのですが、この記事ではメープルシロップとハチミツの違いや、栄養成分、アレルギーの有無などを解説します。
また、何歳からでも食べられるメープルシロップを使ったレシピもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
カナダのケベック州産の100%ピュアメープルシロップです。
何歳でも積極的に摂りたい鉄分やカルシウムが豊富なメープルシロップで、健康生活を目指しましょう!
メープルシロップは何歳から?10か月からOK!
香ばしくて自然な甘みが魅力のメープルシロップ。
シロップたっぷりのホットケーキは、何歳になってもみんな大好きですよね!私はバニラアイスクリームにかけるのも好きです。
でも「赤ちゃんにメープルシロップをあげたいけど何歳からなら大丈夫なのかな…。」と、あなたはちょっと心配になりませんか?
実は赤ちゃんに食べさせてもいいのは離乳食後期の10か月からなんですよ。離乳食後期の場合は4g(小さじ2/3)までにしてください。
ただ、ここでちょっと疑問に思うママさんも多いはず。
ハチミツは何歳から食べていいか調べたら、1歳からだったわよ?
そうなんです!ハチミツは1歳未満の赤ちゃんには食べさせてはいけない、というのが鉄則なんです!
なぜかというと、ハチミツにはボツリヌス菌が含まれていることがあるからです。
1歳未満の腸が未発達の赤ちゃんには、そのボツリヌス菌が出す毒素を解毒できないので、摂取してはダメなのです。
このボツリヌス菌は熱に強いというやっかいな菌で、加熱しても死滅しません。なので、たとえ加工品でも赤ちゃんには与えてはいけません。
では次は、メープルシロップとハチミツとは似ている感じがするけど何が違うのか、という点を説明していきます!
メープルシロップはサトウカエデの樹液からできている
トロっとしていて甘くておいしい、という点はハチミツと同じですが、メープルシロップはそもそも何からできているかあなたは知っていますか?
もちろんハチミツは、蜂が集めた花の蜜ですよね。これはもう常識レベル!
実はメープルシロップはサトウカエデという木の樹液からできているんですよ!
樹液からあんな甘くておいしいシロップができるなんて不思議ですよね!私は初めて聞いたときはびっくりしました!
ハチミツとは違い、樹液にはボツリヌス菌もいないので、10か月でも離乳食に取り入れて赤ちゃんに食べさせることができるわけですね。
メープルシロップの産地は、主にカナダやアメリカで、特にカナダは世界流通の85%のシェア率を誇り、日本で売られているメープルシロップもほとんどがカナダ産です。
サトウカエデの樹液を煮詰めると、あの琥珀色(こはくいろ)で香ばしい香りのシロップになり、煮詰めることで熱を加えられるので細菌や雑菌は殺菌されます。
ただし、赤ちゃんに食べさせるなら「メープルシロップ100%」のものにしてください!
まれにハチミツやその他糖類が入った加工品もあるので、パッケージをよく確認するようにしてくださいね。
さらに、同じ樹液でも採れる時期によって味が4つに分かれるのが、メープルシロップの興味深い点です。
私がいつも買うのはアンバーなので今度はダークを買って食べてみたいです!全種類、食べ比べするのも面白そうですね!
メープルシロップとハチミツの栄養素の違いは?
メープルシロップとハチミツは混同しがちですが、全く別物ということがわかりましたよね。
そうなると、それぞれの栄養素についても知りたくなってきました!
メープルシロップとハチミツの100gあたりの成分値は、こちらを参考にしてくださいね。
カロリー | 糖質 | 栄養素 | |
---|---|---|---|
メープルシロップ | 257kcal | 66g | 鉄分・カルシウム・亜鉛・マンガン・カリウム・ポリフェノール |
ハチミツ | 294kcal | 79g | ビタミンC・ナイアシン |
比べてみると、メープルシロップの方がカロリーや糖質が低く、含まれる栄養素が豊富なのもわかります。
サトウカエデが幹の中で蓄えた大地の栄養を私たちがいただいているわけですよね。
特に、日本人に不足しがちなカルシウムとカリウムが豊富なので、積極的に摂りたい食品と言えますね。
ただ、離乳食後期、糖類の一日の摂取目安はメープルシロップは4g(小さじ2/3)までとされています。
4g(小さじ2/3)なんて、ほんのちょっとですよね。ついつい使い過ぎちゃいそうなので、直接瓶から注ぐのはやめた方がいいですね!
体に良いといっても、赤ちゃんには与えすぎないようにし、風味付け程度にしましょう!
カナダのケベック州産の100%ピュアメープルシロップです。
何歳でも積極的に摂りたい鉄分やカルシウムが豊富なメープルシロップで、健康生活を目指しましょう!
メープルシロップは何歳までの赤ちゃんに注意が必要?
メープルシロップはハチミツとは違いボツリヌス菌の心配がないので、1歳未満の生後10か月の赤ちゃんから食べさせることができる、ということが分かりましたね。
では、10か月を過ぎればどんどん食べさせてもいいのでしょうか?
いいえ、1歳になっても何歳になっても、シロップなどの濃くて甘いものは糖分の摂りすぎになるため、食べさせすぎてはいけません!
赤ちゃんは一度甘いものを食べると「もっと!もっと!」と欲しがるようになってしまいますよね。
離乳食後期の赤ちゃんが食べても良いメープルシロップの量は、一日約4g(小さじ2/3)までです。
くれぐれもこの量を守って、料理やおやつ作りに使うようにしてくださいね!
何歳になっても甘いものを食べ過ぎるのはよくないよ!
そうよね、いくら体に良いメープルシロップでも、何歳の大人でも食べすぎはよくないわよね!
メープルシロップにアレルギーや添加物はある?
メープルシロップはカルシウムやカリウムなどの栄養素が豊富な優良食品ですが、赤ちゃんがいると気になるのはやっぱりアレルギー!
でも、純度100%メープルシロップには、7大アレルギー物質は含まれていません。
ただ、まれにアレルギー反応の出る恐れもあるため、最初は慎重に与えてください。
メープルシロップの原材料表示を見てみましょう!下の写真は、私がよくスーパーで購入するメープルシロップの瓶の裏面です。
原材料名は「メープルシロップ(100%)」と、とってもシンプルですね!余計な保存料や香料も入っていません。
子供の食べるものにはなるべく添加物が入っていないものを選びたいので、メープルシロップには全く入っていないから安心して食べさせられますね。
メープル風味シロップはハチミツが入っていることも!
あなたはメープルシロップがスーパーなどで売られているのを見たことはありますか?
スーパーの売り場には、ジャムやハチミツ、メープルシロップなどがいろいろ並んでいます。
メープルシロップの値段は、だいたい350ml入りで1本800円くらいです。ちょっとお高いですよね。
でも、もっと安くて300円程度の「メープル風味」のシロップもあったりします。
ただ「メープル風味」とパッケージに書かれている商品には、原材料にメープルシロップが入っていないこともあるんです。
茶色く見えるのはカラメル色素などの添加物が入っているからですね。
そして最も怖いのは「メープルシロップ配合」と書かれていて、一緒にハチミツも入っている商品があるということです!
それは怖いわ!1歳未満なのにハチミツを食べてしまうかもしれないわよね!
知らずに使ってしまったら…と思うとゾッとしますよね。
赤ちゃんに食べさせるなら必ず成分表示を確認して、純度100%のものを選ぶようにしましょう!
メープルシロップは何歳から?離乳食後期のレシピ紹介
ここまでであなたは、100%のメープルシロップが、10か月の赤ちゃんからなら安心して離乳食に使える、ということが分かりましたよね。
カルシウムやカリウムが気軽に摂取できるメープルシロップは、何歳になっても食事にも取り入れていきたいですね。
甘いシロップですが、どんな離乳食に使えるでしょうか?
これから紹介するメープル風味のサンドイッチや、米粉とバナナのホットケーキなら離乳食後期から食べさせることができますよ!
でも、赤ちゃんに食べさせる離乳食なら、風味付け程度で4g(小さじ2/3)までです。
何歳になっても、使用量を守りながら料理やお菓子作りに使っていきましょう!
何歳ぐらいになれば、もう少し使えるようになるの?
1歳になれば15g(大さじ2/3)、2~4歳で22g(大さじ1強)、5歳以上になれば30g(大さじ1.5)使えるようになりますよ。
では、これから10か月の赤ちゃんでも安心して食べられる離乳食レシピを紹介していきますね!
自然な甘み!メープル風味のパンプキンサンドイッチ
最初にご紹介するレシピは、カボチャに混ぜて食パンに挟んだサンドイッチです。
パンに直接シロップを塗るとしみ込んでしまい、赤ちゃんには量を使いすぎてしまうので、その場合は具材に混ぜ込んで使うといいですよ。
- カボチャ…100g
- 豆乳…小さじ2~3
- マーガリン…3g
- メープルシロップ…4g(小さじ2/3)
- サンドイッチ用食パン5枚
- カボチャは皮を剥き、適当な大きさに切ったら耐熱ボウルに入れる
- 少量の水を加え、ラップをして電子レンジに4分かける
- 柔らかくなったらフォークの背などでつぶし、マーガリン、豆乳、メープルシロップを加えてよく混ぜる
- 食パンを半分に切り、3を塗ってサンドイッチにする
- 4を食べやすい大きさに切り、少しづつ食べさせる
ほんのり甘い味付けは、赤ちゃんの大好きな味!砂糖の代わりにメープルシロップを使ったので、自然な甘みを活かした仕上がりになりました。
カボチャの水分量によって豆乳の量は調整し、ペースト状にするとパンに塗りやすいですよ。
このレシピなら兄弟・姉妹でも一緒に食べられますし、素朴な味なのでおじいちゃん・おばあちゃんにも喜ばれそうです。
電子レンジで簡単に調理できるから、お子さんたちと一緒に調理しても楽しいですよ!
赤ちゃんが口に詰め込みすぎないよう、少しずつ食べさせてあげてくださいね!
アレルギーでも安心!米粉とバナナのホットケーキ!
次にご紹介するのは、10か月の赤ちゃんでも安心して食べられるホットケーキです!
あなたはホットケーキ、好きですか?私は大好きです!フワフワで甘くて、つい何枚でも食べたくなっちゃいますよね!
大人になってもホットケーキはみんなのアイドル的な存在、メープルシロップはその相棒みたいなものです。
できれば、メープルシロップを食べてもOKになった赤ちゃんとも一緒に食べられたらいいですよね。
それから、アレルギーのある子も、本当はすごくホットケーキが食べたいんです!
実は私の子供は卵アレルギーで、一般的なレシピのホットケーキは、絶対食べることはできなくて、さみしい思いをしているのです…。
では、10か月の赤ちゃんからでも、卵・乳・小麦アレルギーのある子でも、安心して食べられるホットケーキのレシピをご紹介したいと思います!
- バナナ…小さめ1本
- 米粉…100g
- ベーキングバウダー…4g
- 豆乳…70g~100g
- メープルシロップ…10か月の赤ちゃんには4g(小さじ2/3)まで
- バナナをボウルに入れ、フォークの背などでよく潰してピューレ状にする
- 1に豆乳の既定量の半分を加えてよく混ぜる
- 2に米粉とベーキングパウダーを入れてよく混ぜ、残りの豆乳は生地がぽってりとした状態になるくらいに調整しながら入れる
- フライパンを温めて薄く油をひき、3をお玉で直径5センチほどになるように広げ、ふたをして弱火で焼く
- プツプツと穴が開いてきたらひっくり返し、程よい焼き色になるまで焼く
- 仕上げにメープルシロップをかけていただく
今回は、バナナを入れるので砂糖は使いません。バナナは完熟したものを使うと、より甘味が出ておいしいですよ。
バナナの熟し具合によって生地の柔らかさが変わるので、最初の豆乳は半分を入れて、残りは後から調整しながら入れて混ぜてください。
生地は、ゆるすぎず「ぽってり」とした状態がベストです。
冷めると硬くなるので、出来立てをいただくか、冷めてしまったら電子レンジで温めてください。
仕上げにメープルシロップをかけていただきますが、赤ちゃんには使用料を4g(小さじ2/3)までにしてくださいね!
使い切れないメープルシロップの保存は?冷蔵か冷凍で!
メープルシロップは300gぐらいが瓶入りになっているものや、大容量の1リットル入りのものもあったりします。
大容量はお得でいいのですが、使い切れなくて残ってしまうこともありますよね。あなたは、メープルシロップの保存はどうしていますか?
実はメープルシロップは常温ではカビが生えることがあるので、開封後は冷蔵か冷凍で保存しないといけないんですよ!
ハチミツは、100%天然のものは腐らないとされているので、長期間の常温保存でも大丈夫です。
逆に加工されたハチミツは悪くなりやすく長期保存はできないので、早めに使い切ってください。
メープルシロップの保存方法は、冷蔵庫が基本です。蒸発しやすく、保存料も使われていないので、しっかりとふたをしておきましょう。
それから雑菌も繁殖しやすいので、瓶の口の部分は常に清潔にしておいてくださいね!
また、メープルシロップはタッパーや保存袋などに入れて冷凍もできるんですよ!
糖分が高いのでカチカチに凍ることはなくシャーベット状になるので、食べたい分だけスプーンなどで取り解凍しましょう。
くれぐれも瓶のまま冷凍庫に入れないでくださいね!瓶が割れることがあります!
メープルシロップは結構お値段も高いから、保存方法に気を付けて大事に最後まで使ってくださいね!
まとめ
- メープルシロップは生後10か月から食べることができる
- ハチミツにはボツリヌス菌が含まれているが、メープルシロップには含まれていないので1歳未満の赤ちゃんに食べさせることができる
- メープルシロップはサトウカエデの樹液、ハチミツは花の蜜からできている
- メープルシロップは、鉄分・カルシウム・亜鉛・マンガン・カリウム・ポリフェノールが豊富
- メープルシロップはアレルギー発症リスクが少ない
- メープル風味シロップにはハチミツが含まれている場合があるので注意する
- メープル風味のサンドイッチや米粉とバナナのホットケーキなら離乳食後期から食べさせることができる
メープルシロップは何歳から食べても良いのか、と調べていくうちに、色々なことが分かりました。
鉄分やカルシウムなどの栄養素が豊富なので、10か月の赤ちゃんからお年寄りまで、積極的に摂りたい食品ですね。
何歳になっても甘いものが大好き!そんなあなたは砂糖の代わりにメープルシロップを使ってみてはいかかでしょうか。
無添加、天然100%のメープルシロップで赤ちゃんと一緒に健やかな体作りを目指しましょう!
カナダのケベック州産の100%ピュアメープルシロップです。
何歳でも積極的に摂りたい鉄分やカルシウムが豊富なメープルシロップで、健康生活を目指しましょう!