あなたはアイロンでワッペンを貼ったことはありますか?
ワッペンは手芸店や100円ショップで売られていて、裏に糊(のり)がついているものは簡単にアイロンで接着できます。
でも「アイロンが壊れちゃった!」「うちにアイロンないんだけど!」というあなたは、アイロンがないとワッペンは付けられないと思っていませんか?
実は、アイロンの代用はヘアアイロンやフライパンなどでできるんですよ!
また、ドライヤーはワッペンを貼るのには向かないですが、はがす時には便利に使えます。
この記事では、ヘアアイロンやフライパンなどをアイロンの代用にする方法をご紹介します。
アイロンがなくて困ったときに、代用できるようになるお役立ち情報なので、ぜひ最後までお読みください!
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アイロンの代用でワッペンを貼れる4つのアイテム!
あなたは、「アイロンがないとワッペンって付けられないのかな」と思っていませんか?
アイロンがない時は、ヘアアイロンやフライパンなどのアイテムを使って代用ができますよ!
アイロンの代用にできるものを、家の中でさがしてみたら、以下のものがありました!
- ヘアアイロン
- フライパン
- 鍋
- ヤカン
ワッペンは、かわいいワンポイントになるし、子供の持ち物の目印として付けると、子供が自分の物を見つけやすくなる、というメリットがありますね。
幼稚園や保育園の入園前には、通園バッグや巾着袋を手作りするママも多いですよね。
でも、明日までにワッペンを付けなくてはいけないのに、アイロンが壊れていた!なんてことになったら、あなたは困ってしまいますよね。
ですので、熱を加えられるこの4つのアイテムを、ワッペンを貼るためのアイロンの代用として使いましょう!
アイロンの代用にはヘアアイロン!しっかり挟んで接着!
では、はじめにヘアアイロンでの代用方法を説明していきます。
- ストレート用ヘアアイロン
- ワッペン
- 接着させたい布地
- 当て布かクッシングシート
- ワッペンの裏面の使用方法に書かれている温度と圧着時間を確認する
- ヘアアイロンをワッペン指定の温度に設定する
- 当て布かクッキングシートで、ワッペンと接着させたい布地をサンドする
- ヘアアイロンの平らな面で3を挟み、指定の時間押さえる
- 圧着し終わったら、冷めるまで触らずに置いておく
- 冷めたら確認し、しっかりくっついていたらOK
ヘアアイロンにはカールヘア用とストレートヘア用があるので、ストレートヘア用を用意してください。
ストレート用には平らな面があるので、ここにワッペンと接着させたい布をはさめばいいわけですね。
ただし、シルクや毛皮などの動物性繊維やちりめん生地などは、アイロンの温度が高いと焦げたり溶けたりするので避けましょう!
上の写真は、私が100円ショップで購入したワッペンです。北欧風でかわいいですよね♪
パッケージの裏に、ワッペンを接着させるための温度やアイロンで押さえる時間が書いているので確認してくださいね!
こちらのワッペンの使用方法には「アイロンをドライ・中温にセット」と書いてあり、具体的な温度は「140℃~160℃で20秒~30秒強く押し付ける」となっていました。
もう一つ別のワッペンも確認してみましたが、そちらは「150℃に保ち、15秒~20秒両手で力を加え接着」でした。
また、2つとも「当て布をあてて」と書いてあります。当て布は重要なんですね!
当て布は、アイロン専用の当て布でも、クッキングシートでも代用できますよ。
温度については、一般的なストレートヘア用のヘアアイロンの最高温度は230℃なので、ワッペンを接着するための温度は十分確保できます。
ヘアアイロンの温度は、ワッペンをアイロンで貼るときと同じ温度に設定でき、さらに挟むことで力を加えられるので、しっかりワッペンをくっ付けることができるんですね!
でもそんな優秀なヘアアイロンにも、アイロンの代用にする時のデメリットがあるんです。
次は、そのデメリットとメリットを合わせてご紹介します。
ヘアアイロンは接着面は狭いが裏表両面から加熱できる
まずは、デメリットからご説明していきましょう。
ヘアアイロンは、平らな面の太さは最大でも35mm程しかありません。
当然、それより大きいものは挟んでもはみ出してしまいますよね。
ヘアアイロンをちょっとずづずらしながら圧着していかなければならないので、ワッペンが曲がってくっ付いてしまうかもしれません。
また、接着したいものの厚みがありすぎて、ヘアアイロンでは挟むことができないこともあります。
カバーが外せないクッションなどにワッペンを貼りたくても、ヘアアイロンでは挟めないですよね。
でも、ヘアアイロンならではのメリットがあります!それは、裏と表、両面から加熱ができるという点です。
特にワッペンは裏側からも熱が加わったほうがしっかりくっ付きますよね!
アイロンだと表からしか加熱できないので、しっかりくっ付けたいなら裏返してまた加熱しないといけません。
ヘアアイロンなら裏表が一度にできるから時短にもなるよね!
それに、アイロンを使いたい時は、アイロン台を出してこなければいけないですよね。
あなたも、これが地味に面倒くさかったりしませんか?
そんな面倒も、ヘアアイロンならコンセントにさして温度を設定するだけでOKですよね。
また、子供の靴下や上履きなどにシール状のお名前ワッペンを付ける時も便利!ぎゅっと挟んで接着できるので、簡単にできますね♪
以上のように、ヘアアイロンをアイロンの代用に使うのは、メリットもデメリットもあります。
ただし、ヘアアイロンはあくまでヘアケアのための機器です。
ヘアアイロンをアイロンの代用にするのは応急処置ですから、なるべくなら、ちゃんとアイロンを用意してワッペンを貼りましょうね。
アイロンの代用にフライパン⁉鍋やヤカンを使う方法も
次にご紹介するのは、フライパンや鍋、ヤカンをアイロンの代用にする方法です!
あなたは「え?!フライパン?鍋?ヤカン?」と思ったかもしれませんね。私も初めて聞いたときはびっくりしました(笑)
でも、フライパンや鍋、ヤカンは、熱を加えても大丈夫な素材でできているのでアイロンの代用にすることは可能なんです!
では、フライパンや鍋、ヤカンをアイロンの代用にする方法を紹介します!
- フライパン、鍋、ヤカン
- クッキングシート
- 当て布
- ワッペン
- 接着する布
- 水…適量
- ワッペンと接着したい布の上に、当て布をかぶせる
- 1の上にクッキングシートを敷く
- フライパン、鍋、ヤカンのいずれかに水を底から3センチぐらいまで入れ、火にかける
- 沸騰したら火を止める
- すぐに2の上に4を置き、ぎゅっと押し付ける
- 1分たったら5を外し、冷めてからワッペンが接着されたか確認し、まだだったら3~5の工程を繰り返す
このやり方では、コンロで温めた熱を利用して、ワッペンを接着するわけですね!
これならヘアアイロンで挟みきれない大きなワッペンでも接着できます。
ところで、ワッペンの接着に適した温度は140℃~160℃でしたね。
実は、水の入ったフライパンや鍋の底の温度は、それほど高くはならず、100℃をちょっと超えるぐらいなんです。水は沸騰しても100℃にしかならないからですね。
でも、低めの100℃ぐらいでも、ワッペンの糊と生地をぎゅっと押さえることで、接着することができるわけです。
ただ、このような方法は、熱湯や高温のフライパン、鍋、ヤカンを扱うので危険が伴います。
次に、その危険性や注意点について解説していきます。
テフロンのフライパンは空焚きNG!やけどにも注意して!
フライパン、鍋、ヤカンには水を入れてから火にかけるということを説明してきましたが、水を入れずに空焚きで熱してはダメなのでしょうか?
答えは、NGです!テフロン加工のフライパンや鍋を空焚きすると、有害なガスが出ることがあるので必ず水を入れて火にかけてくださいね!
なお、鉄製のフライパンなら有害ガスは出ないのですがその分高温になるので、やけどや生地の熱しすぎには十分気を付けてください!
それから、あなたの家のフライパンや鍋、ヤカンには焦げや汚れが付いていませんか?
毎日使うものですし、きれいに洗っているつもりでも、多少は焦げや油なども付いているのではないでしょうか。
そのまま使うのは、ちょっと衛生的な面から考えても避けたいですよね…。
ですので、フライパンや鍋と当て布の間には、クッキングシートを敷きましょう。
そして、フライパンなどの調理器具はあくまで料理に使うものなので、アイロンの代用にするのは応急処置としてくださいね!
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アイロンの代用にドライヤーは温度が低いので向かない
あなたは、アイロンの代用をヘアアイロンでできるのなら、ヘアドライヤーでも代用できそう!と考えませんでしたか?
でも実は、ドライヤーの温風の一般的な温度はだいたい100℃~120℃なので、ワッペンを貼ることは難しいんです。
ワッペンを貼るときの適したアイロンの温度は140℃~160℃なので、100~120℃では低くて接着はできないんです。
鍋やフライパンでの代用も140℃までには至りませんが、アイロンのように上からぎゅっと押し付けることができるので、接着できるのです。
ドライヤーをかけながら途中でぎゅっと押さえる、という工程を繰り返せば可能かもしれませんが、時間と電気代がかかるのでおすすめはできません。
電気代が高いから、長時間は使いたくないわ~!
ワッペンをはがしたい時はドライヤーの温風が最適!
ドライヤーはアイロンの代用にするのは難しいのですが、ワッペンをはがす時には有効に使えますよ!
汚れたり擦り切れたりしたワッペン、はがしたい時もありますよね。
そんな時は、ドライヤーの温風を利用しましょう!
まずドライヤーの温風をはがしたいワッペンに当て温めます。
30秒ほど温風を当てると少し糊が溶けてくるので、ピンセットで端をつまんで優しくはがせばOK!
ただ、糊が溶けて高温になっているので、決して素手ではやらないでくださいね!やけどすることがあります。
また、糊の跡が残ることがあるので、同じ場所に新しいワッペンを貼ると、目立たなくていいですよ!
アイロンの代用方法は?すそ上げやシワ伸ばしもできる!
ここまでで、アイロンの代用でヘアアイロンやフライパンなどを使って、ワッペンを貼る方法をご紹介してきました。
ところであなたは、アイロンの代用で「ワッペンなどを貼ったりする以外にも何か利用できないかな」と考えませんでしたか?
実は、アイロンの代用でズボンのすそ上げやシワ伸ばしができるんですよ!
アイロンで接着したいものというと、ワッペンの他にも「すそ上げテープ」がありますよね。
ズボンのすそをミシンで縫うのは慣れていない人にはハードルが高いですが、アイロンで貼るすそ上げテープを使う方法なら、裁縫(さいほう)が苦手な人でもできますね!
そして、ヘアアイロンをアイロンの代用にすれば、もっと簡単に接着できますよ!
また、前出のヤカンをアイロンの代用に使う方法は、シャツやズボンのシワ伸ばしにも使うことができます!
次では、それぞれのやり方をご説明していきますね!
ヘアアイロンを代用にしてすそ上げテープを貼る方法
まずは、ヘアアイロンをアイロンの代用に使って、すそ上げテープを貼る方法をご紹介しますね。
ヘアアイロンなら小回りがきくし、テープを挟んで接着するので、簡単にできるんです!
すそ上げテープは、私はよく100円ショップで購入します。お安くていいですよね♪
すそ上げテープには、両面接着タイプと片面接着タイプの2種類があります。
片面接着タイプの方が簡単に接着できるので、今回は片面タイプの貼り方を説明していきますね。
- すそ上げテープをズボンの1周分プラス1センチの長さで切る
- テープを水で濡らして軽く絞る
- ヘアアイロンの温度を指定の温度に設定しておく(だいたい140℃~160℃)
- テープの粘着面を下にして、最初はズボンの縫い目の部分にクッキングシートを当てて、ヘアアイロンで20秒~30秒、しっかりプレスする
- ヘアアイロンを少しずつ、ずらしながら1周しテープを接着させて完成
テープの部分をピンポイントで熱せられるヘアアイロンは、小回りがきいて普通のアイロンより使いやすいくらいですね!
テープはズボンの縫い目の部分から貼り始めると、よりきれいに仕上がります。
テープがずれないように気を付けてやれば、簡単にできますよ!
ヤカンを代用にしてシャツなどのシワを伸ばす方法
次は、ヤカンをアイロンの代用にして、シャツやズボンのシワを伸ばす方法です。
ヤカンは、本物のアイロンのように軽く滑らすように動かせば、シャツやズボンのシワ伸ばしにも使えるんですよ!
フライパンや鍋の使い方同様に、少し水を入れて火にかけ、沸騰したら火を止めます。
そしてアイロンがけをしたいシャツなどの上にクッキングシートを敷き、ヤカンを乗せてゆっくり滑らすように動かせばOK!
ヤカンの形って、取っ手があって全体的に丸いし、何となくアイロンに似ていますね!
あまり勢いよく動かすと中の熱湯が飛び出してきて危険なので、必ずゆっくりと動かしましょう。
そしてこの2つの代用方法も、本来の使い方ではないので、どうしてもの時だけにしてくださいね!
まとめ
- アイロンの代用でワッペンを貼るにはヘアアイロンが一番適している
- フライパンや鍋はアイロンの代用に使えるが温度が低いのでワッペンの接着には時間がかかる
- フライパンや鍋は焦げや汚れがあるのでワッペンの上にクッキングシートを敷いてから乗せる
- テフロン素材を空焚きすると有害ガスが出ることがあるので必ず水を入れ、空焚きは絶対しないこと
- フライパンや鍋は高温になるのでやけどに気を付ける
- ドライヤーはワッペンの接着には向かないがワッペンをはがす時に使うと良い
- ヘアアイロンはすそ上げテープを接着したい時にも使える
- アイロンの代用にヤカンを使うと、シワ伸ばしとしても使える
アイロンの代用でワッペンを貼るには、ヘアアイロン、フライパンや鍋が使えるということが分かりました。
ただし、ヘアアイロンは髪の毛に、フライパンなどは料理に、それぞれ本来の用途がありますよね。
やけどなどの心配もありますから、どうしてもアイロンの代用にしなければいけない、という時だけの裏技として使ってください!
アイロンがあれば、ワッペンを貼る以外にも、シャツやハンカチのシワを伸ばすことができるので便利ですよ。
安いもので構わないので、一家に一台、アイロンは常備しておきましょうね!
手のひらサイズの便利なアイロンを見てみる↓