あなたは、ゆで卵の匂いが気になったことがありませんか?なんだか、温泉の匂いがするような…。
私は最近ゆで卵を作るときに、うっかり固ゆで卵にしてしまって「匂いが気になるな」と思ったことがあったんですよ。
調べてみると、ゆで卵の匂いが強くなったのは「ゆですぎ」だったからなんです!
ゆですぎただけで、こんなに匂いが違うのかとびっくりしました!
今までゆで卵の匂いなんて気になると思ったことがなかったので、傷んでたのかなと心配してました。
新鮮な卵を使ったゆで卵でも、ゆですぎると「硫黄(いおう)」の匂いが強くなることがわかったんですよ。
ゆで卵の匂いをどうして苦手と感じるのか、その苦手な匂いを消す方法を紹介していきますね!
ゆで卵の匂いが気になる?それはゆですぎが原因かも!
新しい卵を使ってゆで卵をしたのに、なんだか匂いが気になるわ
そんな経験があなたにもありませんか?私も最近気になったことがあったんです。
ゆで卵の匂いは、温泉のような匂いや硫黄のような匂いと表現されることが多いですよね。また黄身と白身の間が黒く変色していることもあります。
それは全部同じ原因だったんです!それは、卵を15分以上ゆでたことで「ゆですぎ」になってしまったからなのです。
ゆですぎると、卵白に入っているタンパク質が分解されて、硫化水素という匂いの元を生み出します。この硫化水素が硫黄の匂いの原因なんですね。
前に卵が苦手な友人に理由を尋ねたら「匂いがするから」と言っていたなと思い出しました。この硫化水素のせいだったんですね。
また黄身に含まれる鉄分と硫化水素が合わさることで、黒っぽく変色するという反応が起こっているんですよ。
どちらも、普通に食べるのに問題はないので安心してくださいね。私も、腐ってはないから大丈夫と思って食べていたので安心しました(笑)
しかし硫黄の匂いは古い卵でゆで卵をした時に匂いが強くなることが多く、保存状態によっては腐っている可能性もあるのでチェック方法も一緒に紹介しますね!
卵をゆでる前に腐っていないか状態をチェックしよう!
古くなった卵や室温で放置した卵を使ってゆで卵を作った場合は、特に匂いが強いことがあります。
傷んで食べられなくなっているから匂いが強いのか、ゆですぎてしまって匂いが強いだけなのか見分けるのって難しいですよね。
実は、卵は保管している間にどんどんと鮮度が落ちてしまうものなんですよ。
消費期限を確認することも大事ですが、購入から日にちが経っている卵を使うときは殻にひびや割れがないか確認しましょう。
買ってから日にちが経った卵を調理したら、早く食べるようにしてくださいね。ゆで卵にしたからと言ってすごく期限が延びる訳ではないので注意してください。
ゆで卵にしてから、少し時間が経ってしまったらこれを確認してから食べるようにしよう!
パッと見て異変がなくても、食べた時に舌がしびれる・酸味を感じるときには食べないでくださいね。
卵はサルモネラ菌という、食中毒を起こす菌が発生する食品なんです。食中毒は怖いですよね。
サルモネラ菌は「75度以上で1分以上加熱」すれば殺菌されます。新鮮な卵でもひびの入っているものは、しっかりと加熱してから食べましょうね。
ゆで卵の匂いを苦手と感じる理由は?それは経験から!
あなたは生卵や焼いた卵には感じないのに、ゆで卵の匂いは苦手と感じたことはありませんか?
実は卵の匂いが苦手なのはその人の経験が関係していて、ゆで卵から硫黄の匂いを感じて「食べ物の匂い」だと思えないからなんですよ。
硫黄の匂いといえば、温泉とかの方が思い浮かびますよね。
実は「美味しい」と感じる要素は4つあるんです。よく料理は五感で楽しむなんて言いますけど、本当なんですね!
この4つの要素の中の匂いが今回、関係してきているんですよ。
ゆで卵の匂いが「いい香りで美味しそう」と思えないから苦手なんですね。逆に「美味しそう」に繋がれば好きな匂いになりますね。
ゆで卵の匂い苦手な人が増えた?半熟卵が流行ったから!
あなたは、ゆで卵を作るときに固ゆでにしますか半熟にしますか?
実は、匂いが苦手という人が増えたのは半熟卵が流行ったからなんですよ!
ゆですぎることで匂いが強くなるので、半熟卵にすると匂いが弱くなるんです。
私も調べてみるまでは、半熟ゆで卵が普通だったので全然気がつきませんでした。
今までは固ゆでにすることがなかったので、匂いを苦手と感じなかったのかもしれませんね。
ゆで卵の匂いを消す方法!コツは卵をゆで過ぎないこと
ゆで卵の匂いが気になるあなたに、ゆで卵の匂いを消す方法を紹介しますね!
コツはもちろん「ゆで卵をゆですぎない」ことなんですが、それだけではわかりずらいと思うのでレシピを紹介します。
レシピを参考にしてもらえれば、匂いを消すことができて美味しいゆで卵が食べられますよ。
ゆで卵の匂いを消す作り方!加熱時間が全てを決める!
ゆで卵は、ゆですぎることで匂いが強くなることがわかりましたね。匂いを消すことができるかは、ゆで時間にかかっているんですよ。
ゆで卵の匂いを硫黄の匂いにならないように作るには、加熱時間を正確に計(はか)る必要があるんです。
卵を常温に戻すときは、夏は室温で30分・冬は室温で1時間を目安にしてくださいね。
特に夏は、卵が傷みやすいので20分ほどで十分なときもあります。一度触ってみて、冷たくなければ大丈夫です。
冷蔵庫から出してすぐの卵がダメな理由は、そのまま沸騰したお湯に入れると殻が割れやすくなるからなんです。
室温に戻すことが大事なんですね。お湯に入れる前に卵のとがってない側に小さな穴を開けておくと、ゆで卵が完成したとき殻がむきやすくなりますよ。
ただ、無理に穴を開けると割れる場合があるので注意してくださいね。最近は専用の器具も売っているので、それを使うのをオススメします。
お湯が沸いてから卵を入れた方が、ゆでる時間を正確に計ることができます。ただ、熱いお湯に卵を入れるので気をつけてくださいね。
では、肝心のゆで時間を紹介していきますね。好みの固さでゆで卵を作ってくださいね。
出来上がりの卵の状態 | 加熱時間(ゆで時間) |
半熟卵 | 6分 |
やや半熟卵 | 7分〜8分 |
固ゆで卵 | 10分 |
しっかり固ゆで卵 | 12〜14分 |
好きなゆで時間が過ぎたら、すぐに卵を鍋から取り出して氷水などで冷やして火が通り過ぎないようにしましょう。
ゆでた卵を冷やすことで、殻の中の圧力が下がり黄身の周りを黒くする物質を黄身から遠ざけることができますよ。これで、ゆで卵の匂いを気にしなくても大丈夫ですね。
でも、加熱時間をうっかり過ぎちゃったらガマンして食べなきゃいけないのかしら?
確かに「うっかりゆで時間すぎちゃった」なんてこともあるかもしれないですね。そんなときには、これから紹介する調理方法を使ってみてください!
ゆで卵の匂いが気にならない調理方法!味付きにしよう!
うっかりゆですぎて、ゆで卵の匂いが気になる。そんなあなたに、レシピの提案があります!
新鮮な卵を使って、食べられることは間違いないのに匂いが強くて…。そんなときでも、大丈夫です!
調理方法を工夫すれば、匂いが強くても食べられるようになりますよ。
簡単でオススメなのは、めんつゆなどの合わせ調味料を使って味付き卵にすることですね。
マヨネーズとあえて、サンドイッチの具材にしても美味しいですよね。このように、味をつけてしまえば匂いはほとんど気にならなくなります。
もしゆですぎて匂いが気になるようでしたら、味付け卵に挑戦してみてくださいね。私は半熟卵でも味付き卵にして食べているので、どんな卵でも使える調理法ですね。
まとめ
- ゆで卵の匂いが気になるのは、ゆですぎている可能性がある
- ゆで卵をゆですぎると硫黄の匂いがする成分が発生する
- ゆで卵の匂いが苦手なのは、経験として硫黄の匂いを「美味しい」にヒモ付けされていないから
- ゆで卵の匂いを消すコツは、ゆですぎないこと
- ゆですぎて匂いの強いゆで卵は、味付けにすると匂いを気にしないで食べられる
今回は、ゆで卵の匂いについて紹介しました。確かに温泉の匂いがするときがあるなと思ってはいましたが、ゆですぎたせいだったんですね。
卵は傷むのが早いので、買ってきたら早めに食べるようにしてくださいね。特に夏は暑いので注意が必要ですよ。
ゆで卵に限らず、たくさんのレシピがある卵ですが安全に美味しく食べましょう!