カレーや肉じゃがなどの煮物を作っていてじゃがいもが溶けてしまったという経験ありませんか?
私はあります(笑)この料理たちって簡単にみえて意外とむずかしいんですよね〜!
理由としては、長いこと煮すぎてじゃがいもが崩れてしまい、形がなくなるからなんですよね。
私も過去に、初めて彼氏のために作ったカレーのじゃがいもが全て溶けて不完全燃焼という苦い思い出があります(汗)
ですが、すべてのじゃがいもが煮崩れするわけではありません!じゃがいもは種類によって煮崩れしやすい品種としにくい品種があるんです。
つまり、じゃがいもは品種によって特徴があり、料理によって合う合わないがあります!
そこで今回は煮物に合うじゃがいもの種類や特徴を紹介していきます。あなたが、私と同じような苦い思いをしませんように…。
煮物に合うじゃがいもの種類は?ポイントは粘質系!
色んな料理に使えるじゃがいもは、実は全世界で2000種類以上もあります!私はいつも大きくて値段の安いじゃがいもを選んでいたので、種類など気にしたことがなかったです(笑)
正直こんなに種類があるとなにを選んでいいのかわからないですよね?
ポイントとしては、じゃがいもは大きくわけると2種類です!この2種類の違いさえ分かればじゃがいもを使った料理のコツがわかってきますよ!
それでは、より詳しく紹介していきますね!これであなたもじゃがいもでもう迷わないでしょう。
煮崩れしにくい粘質系のじゃがいもは煮物に最適
まず2種類の一つが粘質系のじゃがいもになります。もっちりとしたものが多いのです。
代表的な品種でいうとメークインなどです。粘質系のじゃがいもは、デンプン量が少ないため、煮崩れしにくく、煮物にむいています。
逆に、コロッケやマッシュポテトのような料理には向いていないです。
では、粘質系のじゃがいもは何があるのか気になりますよね。日本でよくみられる代表的なじゃがいもを紹介していきます!
〈メークイン〉
八百屋やスーパーなどどこに行ってもみられる代表的な品種です。一番手に入れやすいじゃがいもといえるでしょう。
〈とうや〉
とうやは比較的、全国的に栽培されているため、値段もお手頃でありこちらも購入しやすいじゃがいもの1つです。
〈ニシユタカ〉
大半は北海道産であり、北海道で買うのと北海道以外で買うのに少し値段は変わりますが、それでもスーパーで売られているじゃがいもの中では安く手に入ります。
〈アイユタカ〉
こちらの生産地は長崎県です。地域ではスーパーでも手に入れやすく、6個入の袋が180円で販売されているとの情報があります。
直接手に入れるのが難しいという方は、通販でお取り寄せすることができますよ。
これらはよくスーパーでも見るじゃがいもですね。煮物を作る際は煮崩れしにくい粘質系のじゃがいもをえらぶといいですよ!
ほくほくとした食感の粉質系じゃがいももアリ!
ほくほくとしたじゃがいもはでんぷん量が多い品種で粉質系とも言われます。
ポテトサラダやコロッケなど潰した料理に合いますが、肉じゃがなどの煮物にもよく合います。
それでは、ほくほくとした食感の紛質系のじゃがいもの種類を紹介します。
〈男爵〉
男爵いもは北海道が発祥の地であるじゃがいもの品種です。
こちらもスーパーなどどこにでも流通しており、メークインなどに比べて安いことが多いです。
〈きたあかり〉
比較的多く栽培されるじゃがいもであるため、男爵いもやメークインなど多く流通されているじゃがいもと比べても価格に差はありません。
粘質系じゃがいもに比べると煮崩れしやすいため煮物には向いてませんが、どの種類も味が違い、楽しむことができます。
粘質系と粉質系で両方の要素を持つじゃがいももある!
もっちりした食感の粘質系とほくほくとした食感をもつ粉質系、両方の要素をもっているバランスのいいじゃがいもあるんです!
通販でも手に入りやすいものを紹介していきますね♪
〈十勝こがね〉
こんないいとこどりのじゃがいもなんですが、流通が少ないんですよ〜。しかし、通販などでの購入が可能なので、この機会にどうでしょうか?
〈インカのめざめ〉
最近よく耳にするこちらは、2002年に品種改良によって生まれた新しいじゃがいもです。南米が発祥ですが、日本で栽培できるように改良されています。
しかし、あまり流通はしていないですが、こちらも通販などで手に入りますよ!
こちらはすごく人気の種類ですよね!気になるあなたは通販などで購入して試してみませんか?
煮物に使うじゃがいもはどっちがいい?比較してみた!
ここでは、最もよく流通している男爵いもとメークインをより比較していきます。スーパーや八百屋でもこの2つが圧倒的に多いですよね?
煮崩れしにくいのがメークインといいましたが、いざ買うときに男爵いもしかなかったときに困りますよね〜!実は、男爵いもでも肉じゃがなどの煮物は作れます!
また、この2つを詳しく比較していきながら煮物にはどっちを使うのがいいのかを解説します。
まずは肉じゃがを例にして、異なる種類のじゃがいもですが、どっちが美味しく仕上がるのかを調べていきます!
肉じゃがは男爵いものほうが美味しいって本当?
メークインは煮ても崩れないのが特徴なので、煮物にむいていると説明しましたね?
しかし、味がじゃがいもによく染みるのは男爵いもです! 少し崩れてほくほくした食感が肉じゃがに合っているそうです!
やっぱりじゃがいもの形をしっかりと残して味わいたいという人はメークインを使用してる人がおおいようですね。
形をしっかり残して見た目を重視したいのであれば、メークイン。多少煮崩れしてもしっかり味のしみたじゃがいもを食べたいのであれば男爵いもということになります。
メークインと男爵いもの使い分けを徹底解説
メークインと男爵いもの違いをさらに詳しく解説していくので料理によって使い分けていきましょう。
ただし、先ほども言ったように好みやそのいもの特徴に応じて、特定の料理に限定することなくさまざまに使えます。
最も流通しているこの2つの違いをしって、煮物料理で差をつけましょう!
<メークインと男爵いもの口当たりの違いは?>
メークインは、口当たりが滑らかなのが特徴に対し、男爵いもはザラっとした口当たりです。
<メークインと男爵いもの使い分けは?>
メークインは粘質できめ細かく煮くずれしにくいです。ですので、15分以上煮込むようなシチューやおでん等でしっかり形を残したい時に使いましょう。
男爵は粉質でホクホクとした食感をしており、煮崩れしやすいです。加熱し、つぶして使うコロッケやポテトサラダなどに向いています。
<メークインと男爵いもどちらが柔らかい?>
柔らかさの違いの大きな原因はでんぷん含量の違いになります。
でんぷん含量が16%以上だと、粉質のじゃがいも(男爵)になり、16%以下だと粘性の高い粘質のじゃがいも(メークイン)になります。
このでんぷん含量の違いから、男爵はホクホクと柔らかく、メークインはきめ細かく硬い食感になります。
ぜひあなたもこれで2つの違いをおさえることができましたね!ぜひ、使い分けてどっちが好きなのか様々な煮物料理を試しながら楽しんでください!
煮物でじゃがいもを料理するときは特徴で使い分けて!
じゃがいもの種類を紹介してきましたが、じゃがいもの品種が多彩なのは分かったはずです。
つまり、煮物でも料理に合わせて品種を使い分ければ、おいしさが変わります。
そこで今回は料理別にじゃがいもの品種を比較して違いを紹介していきます。
カレーは使うじゃがいもの品種によって味が変わる!?
ぐつぐつと煮込む家庭の定番人気メニューのひとつであるカレーは、家庭によって味がことなりますよね〜!
実は、じゃがいもの品種によって、味が変わるのもご存知ですか?カレーは本当にご家庭で味が違うのでおもしろいですよね!使っているじゃがいもの品種で味を変えちゃうんですよ。
私はいままで全くじゃがいもの品種に気にかけてきませんでしたが、少しでも気にかけると本当に味が変わるので、これから違いを紹介していきます!
<メークイン(粘質系)>
じゃがいもが煮崩れないため、ルーへの影響がほとんどでません。煮込みすぎて溶けてしまって味を変えてしまうこともなく、カレーそのものの味わいが楽しめます。
ルーの食感も、さらさらとしているためさっぱりとしたカレーを楽しめます。
<とうや(粘質系)>
こちらもメークインのように煮崩れが少ないですが、角などが少し溶けることもあり、少しルーに馴染んだ感じがあります。
ルーの食感はさらさらとしつつも少しだけとろみが感じられます。
<男爵いも(粉質系)>
煮込む前と比べるとかなり丸みをおび、煮崩れせずに残った部分の食感はほろほろとしており、じゃがいもにルーが染み込んでいるのがかんじられます。
溶け込みが大きいため、ルーにじゃがいもの甘みが加わることで、スパイシーさが少しなくなります。食感は、じゃがいもの粒が感じられるため、ぽってりと濃厚となります。
<きたあかり(紛質系)>
こちらも煮崩れしやすいので、角や側面など全体的に煮崩れていますが、煮込んだ後も、ほくほくとした食感としっとり粘り気が感じられます。
ルーの味わいへの影響は男爵に比べて少ないです。食感は、煮崩れが大きいため、サラサラ感はなく、なめらかな感じです。濃厚まではいかないです。
ぜひ次にカレーを作る際には、じゃがいもの品種もこだわってみてはどうですか?
煮物の大定番!肉じゃがでも使う種類にこだわりを
肉じゃがも、どの種類のじゃがいもを使うかで味や食感が大きく変わります。
じゃがいもの種類は、大きく分けて3種類あります。粘質系のじゃがいもと粉質系のじゃがいもと両方のいいとこをとった半粘質半粉質のじゃがいもです。
煮崩れを防ぎたいのならメークインなどの粘質系のじゃがいもがいいですが、ホクホクした食感を楽しみたいなら男爵いもなどの粉質系のじゃがいもです。
それぞれのじゃがいもの特徴を把握した上で、あなたの理想の肉じゃがができるように、じゃがいもの種類を選ぶようにしましょう!
まとめ
- じゃがいもは大きくわけると2種類あり、粘質系と粉質系の2つ
- 粘質系のじゃがいもはデンプン量が少ないため、煮崩れしにくく煮物にむいている
- 粘質系のじゃがいもの代表的な品種はメークイン
- 粉質系じゃがいもはほくほくとした食感ででんぷん量が多く、代表的な品種は男爵いも
- 最近は両方のいいとこをとった半粘質半粉質のじゃがいももある
- 肉じゃがで、形を残して見た目を重視するならメークイン、多少煮崩れても味のしみたじゃがいもを食べたければ男爵いもがおすすめ
- カレーや肉じゃがなどの煮物もじゃがいもの種類によって味が変わってくる
今回は、煮物にあうじゃがいもの種類を紹介してきました!じゃがいもの品種によって味が異なるのはおもしろいですね!
じゃがいもの種類を気にかけるまでは、私は煮物の料理で煮込みすぎてよくじゃがいもを溶けさせてしまうことが多かったのです。
しかし、じゃがいもの種類を気にかけてからは煮込む時間や味を把握できるようになって料理のレベルが上がりました(笑)
ぜひみなさんも、煮物料理のときはじゃがいもの種類にこだわってみませんか?