あなたはスーパーで切り干し大根や干しシイタケなどを見て「乾燥野菜って栄養が不足しないのかな?」とデメリットについて考えたことはありませんか?
乾燥野菜はデメリットが少なくて、簡単に栄養が取れてしまう魅力的な食材なんですよ。
乾燥野菜のほかにも、食材を乾燥させることは昔から重宝されている優れた保存方法なのです。
私も調理時間の短縮のために乾燥野菜をよく利用しますが「乾燥野菜って栄養や保存期間は大丈夫なのかな?」とさまざまな疑問があります。
あなたも私と同じような疑問を抱えて、なかなか乾燥野菜に手を伸ばせないでいるのではないでしょうか。
あなたと同じ疑問を解消できるように、乾燥野菜のデメリットやメリットから使い方まで詳しくご紹介していきます。
乾燥野菜を常備しておくと買い物に行けないときに助かりますよね。
味噌汁のほかに餃子やラーメンなど、ちょっとだけ野菜を足したくなった時にもあると便利です♪
乾燥野菜はデメリットが少なくてメリットだらけ!
乾燥野菜の見た目って、生野菜と違ってシワが多いのでとても栄養があるようには見えないですよね。
見た目からしてデメリットが多く見えがちですが、乾燥野菜は水分を抜いているので数か月以上の常温保存ができるんです。
食品乾燥の歴史は古くて、野菜のほかにも豆類や木の実を自然乾燥させて貯蔵されていたことが、古い遺跡から発見されています。
水分を抜いてしまうことによってデメリットもありますが、じつは乾燥野菜にはほとんどメリットしかありません!
デメリットについては、フリーズドライ加工というもので解決しているんですが、これについては後ほど詳しく解説しますね。
それでは、乾燥野菜のデメリットからメリットまでを順番にご紹介していきます!
デメリットは乾燥すると食材本来の旨味などが減少する
乾燥野菜のデメリットとしては、水溶性というビタミンCやカリウムなどが減少してしまいます。
水溶性は、水に溶ける性質で日光や熱に弱く、食品を乾燥させることによって大事な栄養素が失われやすくなります。
また、天日干し(てんぴぼし)では水溶性の栄養素が減少するだけでなく、クロロフィルといった色素が分解されますので、食材の色味が薄くなります。
さらに日光をあてて干すことによって、香り成分も分解するので食材本来の香りが減少してしまうこともあります。
メリットは食品を乾燥することで長期保存ができる!
乾燥野菜だけに限らず、生の食材を乾燥させることにより食品の保存可能な期間が伸びるので、買い物の手間が省けます。
たとえば、半干しの状態だと水分が少し残っている状態ですので、ジップロックなどの密封できる袋や容器に入れて、冷蔵庫の中で数日から1週間程度は保存ができるんです。
しっかり乾燥させた食材は、乾燥剤を入れて密封できる容器や瓶に入れることで、3カ月から半年は長持ちします。
もちろん、乾燥させた状態とはいえ、生の食材と同じように普段のお料理で利用ができますので、ご安心ください!
メリットは食材によって旨味が増し美味しくなる!
乾燥野菜では食材の旨味が減少してしまいますが、食材によっては乾燥によってさらに旨味があがるものがあります。
代表的な食材でいうと「キノコ類」なのですが、キノコ類の成分が関係しているんですよ。
キノコ類は、乾燥することによって酵素が働きだすので、生ものと比べて旨味が増加する傾向があります。
また、干しシイタケについては生の状態と比べて、ビタミンDが増加されるので、カルシウムの吸収を助けてくれます。
大根も同じように、乾燥することによって鉄・食物繊維・カルシウムが生の状態と比べると格段に増加します。
私はお味噌汁が大好きなので、乾燥野菜や乾燥キノコを入れたら更に美味しくなった気がしてましたが、乾燥していることが理由だったんですね。
メリットは急な災害で乾燥野菜が非常食として大活躍!
古い時代から、乾燥野菜は人々の暮らしを助けていましたが、私たちの暮らしを助けてくれることもあります。
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、乾燥野菜が非常食とされたことにより、震災以降は乾燥野菜の評価が上がりました。
避難生活は長期に渡りますので、その間の食事としてはお味噌汁や乾燥野菜を活用した料理が人々の食生活を助けてくれます。
また、突然の大雪や台風などの自然災害後は不作によって、スーパーなどでは野菜の販売が不足していることが多いのではないでしょうか。
新鮮な野菜が手に入らないときこそ、乾燥野菜を常備しておくことで、どんなときでも野菜を食べられるというメリットがあります。
私も急な災害のためにも、災害グッズと合わせて自宅に乾燥野菜は常備しておこうと思いました。
フリーズドライで食材本来の旨味を逃がさない!
では、はじめにご紹介したデメリットの解決方法について、どのような方法なのか解説していきます。
天日干しや自然乾燥で水溶性の栄養素などが減少するとお話ししましたが、熱を与えなくでも乾燥をすることができます。
食材をそのまま凍結させて乾燥する、フリーズドライというものがあるのよ
フリーズドライは乾燥工程で高熱をあてないので、熱よる大きな影響を受けてしまうことを防ぎます。
高熱をあてないことによって、野菜など食材の大事な栄養素や風味が損(そこ)なわれにくくなるのです。
もちろん、フリーズドライも食材を乾燥する方法の一つですので、常温で食材を長期保存することができますよ!
フリーズドライの代表的な乾燥野菜でいうと、カップラーメンのネギやインスタントのお味噌汁でフリーズドライ加工をして使われています。
実は、フリーズドライ加工したネギが入っているカップラーメンの売り上げ向上によって、乾燥野菜の需要が発展したともいわれています。
乾燥野菜を常備しておくと買い物に行けないときに助かりますよね。
味噌汁のほかに餃子やラーメンなど、ちょっとだけ野菜を足したくなった時にもあると便利です♪
乾燥野菜の簡単な使い方や種類について紹介!
これまで乾燥野菜についてご紹介しましたが、どんな野菜でできるのか、その使い方ってどんなものがあるんでしょうか?
切り干し大根や干しシイタケなどが乾燥野菜に含まれる食材で、使い方はとても簡単!サラダやスープに加えるだけなんですよ。
切り干し大根や干しシイタケはよくスーパーで目にする食材ですが、この2つ以外にも乾燥野菜には多くの種類があります。
他にはどんな野菜が乾燥野菜にできるのか、また乾燥野菜を使ったお料理の作り方をこれからご紹介していきます。
大根やシイタケ以外で乾燥できる野菜って何だろう?
乾燥野菜の代表的な野菜は切り干し大根の大根や干しシイタケのシイタケですが、他にも乾燥できる野菜があるんです。たくさんありますが、一部ご紹介しますね。
例えば、水分量の多いトマトや料理によく使う玉ねぎやニンジンなども乾燥できちゃうんです!
この他にはきんぴらごぼうで利用するゴボウや、煮物で利用するレンコンなどの根菜も乾燥野菜にしてそのままお料理ができるんですよ。
煮物は手間がかかるお料理なので、乾燥したレンコンやゴボウを入れるとかなりの時短になるのではないでしょうか。
乾燥野菜の簡単で便利な使い方について知ろう!
では、乾燥できる野菜についてわかったことで、実際に乾燥野菜を使ったお料理の作り方が気になりませんか?
特別なお料理ではありませんので、乾燥野菜の簡単な使い方を知って普段のお料理の参考にしてみてくださいね。
はじめに、先ほどご紹介した切り干し大根は加熱せずともサラダにすることができますので、使い方をご紹介します。
私の実家では、切り干し大根をしょうゆと砂糖で簡単に炒めた副菜がよく食卓に並んでいました。
手は込んでいませんが、ご飯のお供として兄妹と取り合いになっていましたね。懐かしいです。
この他にも、沸騰(ふっとう)したお水にコンソメスープの素を入れて、乾燥玉ねぎを加えるだけでオニオンスープが出来上がります。
乾燥したトマトもオニオンスープに加えると、野菜スープになってより彩(いろど)りも華やかになるのではないでしょうか。
お仕事などで疲れてしまって「料理が面倒だな…」と思うときこそ、この使い方を参考にしてお料理してみませんか?
乾燥野菜の作り方は簡単!自宅でも作れる方法とは
乾燥野菜の使い方がわかったところで、実際の作り方ってどんなものなのか気になりませんか?
実は作り方はとても簡単で、スーパーで購入せずともご家庭で作れてしまう優(すぐ)れものなんですよ♪
- 数時間~数日間、天日干しをする
- 電子レンジで水分を飛ばして作る
注意していただきたいのは、ただ干したり、温めたりするだけでは乾燥野菜は完成とはいえません。
切り方や温め方など気を付けてほしいところがありますので、これから作り方についてご説明します。
日当たりの良いところに野菜を干して乾燥させる!
乾燥させたい野菜をキレイに洗って、皮はそのまま剥かずに好きな大きさや形に切ります。
あなたが切るサイズに迷ってしまう場合は、料理方法によっておススメの切り方があるので参考にしてみてください。
- 漬物や炊き込みご飯…千切り
- 煮物やスープ…輪切り(薄切り)
- 炒めものや揚げもの…輪切り(厚切り)
- 切り干し大根…ピーラーで皮を剥くようにスライスする
綺麗な乾燥野菜をつくるために、野菜をキレイに洗ったあとは、水切りをしっかりしておきましょう!
次に、好きな形に切った野菜を通気性のある竹ざるに野菜同士が重ならないように間隔を空けて並べます。
干す場所としては、日当たりの良いベランダや軒先など、風通しも良い場所に干してくださいね。
もし虫やホコリが気になってしまう場合は、干し野菜用ネットを購入したり、日当たりの良い窓側でも十分に干すことができるので安心してください。
天日干しでおススメの時間帯は朝の10時から15時までの間で、夕方から夜の間は室内に戻して、翌日に外へ干すようにしましょう。
干す時間の目安としては、セミドライにしたいか、ドライにしたいかで目安の時間が異なります。
- セミドライ…半干しの状態で3時間~半日干す
- ドライ…しっかり乾燥させた状態で、1~2日干す
私はしっかり干したい派なので、手間がかかってもドライの方法で野菜を乾燥させます(笑)
電子レンジで温めるだけで簡単に乾燥野菜ができる!
電子レンジでも乾燥野菜を作ることができます。電子レンジのほうが手軽に作れそうですね。
はじめに、乾燥したい野菜を切る方法は天日干しの作り方でご紹介した方法と同じで、好きなサイズに切っていきます。
もちろん電子レンジで乾燥野菜をつくるときも、野菜を洗った後はキレイに水気を切っておきましょうね。
野菜をお皿に並べるときも、天日干しでご紹介した通り野菜は重ねずに間隔を空けて並べてください。
電子レンジで乾燥野菜を作る場合は、水気が残っていたり野菜が重なっていたりすると、乾燥する場所にムラができてしまいます…!
電子レンジで設定する時間は、乾燥したい野菜や野菜の厚さによって変わりますが、目安としては7~10分ほどで完成です。
天日干しと比べると短時間で乾燥野菜が作れるので、空いた時間で作れそうですね!
まとめ
- 乾燥野菜にはデメリットが少なく、メリットのほうが多い
- 乾燥野菜のデメリットは、熱をあてることによって生の食材と比べ、旨味などが落ちてしまう
- 食材を乾燥させることによって、最大半年間の長期保存ができる
- 乾燥野菜の種類によっては、生の食材と比べて旨味が上がる食材もある
- 東日本大震災で乾燥野菜が評価され、非常食として役に立つようになった
- 乾燥野菜のデメリットはフリーズドライによって、栄養素を閉じ込めることで解消される
- 大根やシイタケ以外にも、ニンジン・玉ねぎ・トマト・ゴボウ・れんこんなども乾燥野菜にすることができる
- 乾燥野菜は普段の料理に加えるだけで、使い方はとても簡単
- 乾燥野菜は天日干しや電子レンジで、自宅でもカンタンに作れる
今回は、乾燥野菜はデメリットが少ないということから、ご自宅での作り方までをご紹介しました。
乾燥野菜を使ったお料理も、作り方は難しくないのでとても便利な食材だということがわかりましたね。
乾燥野菜はほぼメリットしかない食材ですので、これから積極的に使っていきましょう!
乾燥野菜を常備しておくと買い物に行けないときに助かりますよね。
味噌汁のほかに餃子やラーメンなど、ちょっとだけ野菜を足したくなった時にもあると便利ですよ♪